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真似る力
こんにちは!かけだし社長の小寺です。
起業をしたい!という人たちで、
自分だけの、オリジナリティ溢れる新規事業をやりたい!という人をよく見かけます。
新しい価値を創造することは素晴らしいことです。
ただ、全く新しいものを生み出す、というのは、誰にでもできることではないですし、なかなかの至難の業です。
世の中に登場する多くの事業は、実際には既存の模倣、もしくは既存の掛け算であることがほとんどだと思います。
イノベーションとは、既存の掛け算とよく言われます。
例えばITテクノロジーと、各業界を掛け算した、フィンテック(金融×IT)、エデュテック(教育×IT)、フェムテック(女性×IT)などの造語が誕生してきたのも記憶に新しいかと思います。
暗号資産やデジタル資産を確立したNFT(非代替性トークン)も、もともと存在したブロックチェーン技術が応用されています。
一見すると全く新しいイノベーションのように思えるものでも、そのルーツを紐解いていくと、既存の掛け算だった、ということはよくある事だと思います。
戦略的に見ても、全く新しいアイデアで勝負するよりも、既にうまくいっている仕組みやアイデアを真似た方がうまくいきやすいよね、という風潮もあると思います。
本当に革新的なアイデア、業界の構造そのものを変えてしまうようなイノベーションは100年に1度程度であり、あとは右にならえで後発のスタートアップが数多く生まれていきます。
また既存の模倣は、基礎基本や土台を作ることにも繋がります。
芸術の世界では、名画を何百回と模写することからスタートします。
真似するのはダサい、新しいことをやりたいという人もいますが、既存の仕組みから、なぜうまくいっているのかを学ぶことは、基礎をつくり、事業を成功に導く土台となります。
イノベーションを生むにも、そして戦略的に事業てわ勝ち上がっていく上でも、既存で成功しているものをよく分析し、そして徹底的に真似することは、事業に携わる者にとって、もはや必須スキルといえるかもしれませんね。