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固定概念の壁

こんにちは!かけだし社長の小寺です。

オリンピックもあっという間に閉幕を迎えました。
日本も多くのメダルを獲得し、観戦している人に多くのドラマと感動を与えてくれました。

スポーツの世界からは、学ぶことが多いです。
その中のひとつに、「固定概念の壁」というのがあります。

有名なのは、「10秒の壁」です。
100m走は、10秒の壁を超えることが難しいとされていました。
しかし、1983年にカール・ルイス選手が、平地での記録で世界初の9秒台をたたき出します。
すると、そこから10秒の壁を超える選手が次から次へと現れました。

これらは、観測技術の発達、トレーニング方法の改善なども要因としてあると思いますが、1番の要因は「100m走で10秒の壁は超えられない」という固定概念が崩れたことにあると思います。

固定概念の壁が崩れたことで、選手の心理的なリミットが外れ、9秒台で走れるんだという新しい概念が定着しました。



固定概念については、鎖に繋がれた像の話も有名です。

生後間もない頃から鎖に繋がれた像は、自由を奪われ脱走することができません。

象は次第に大人へと成長します。本来、大人の象なら鎖など簡単に引きちぎって脱走することができます。ただ、それでも象は脱走しないそうです。

幼い頃に植え付けられた「鎖を引きちぎれない」という固定概念に囚われ、象はその場を逃げ出すことはないそうです。

肉体的にではなく、心理的な鎖に囚われているわけです。


この事から、人も肉体的・能力的限界と別に、心理的限界を自らに設けていることがあります。

「自分にはできない」
「そんなことは不可能だ」
と想像の中で可能性を否定する行為が、自らに鎖を設けている状態です。

ただ、時として、隣の人がその鎖を引きちぎり、自由に飛び出していくことがあります。
その姿を見た時に、心理的な鎖なんてなかったと思えるかです。


世の中の固定概念とは、心理的に作りだした鎖の連続です。
その一つ一つを疑い、自らその鎖を断ち切れるか。

本来は鎖なんてどこにもないと思える人が、自由を手にして、人生をどこまでも飛躍させていくのかもしれません。

「そこに本当に鎖はあるのか?」

僕も日々、常識・固定概念を疑い、
見えない鎖を自分に課していないかは常に意識していきます。

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