荒説②伝えるデザイン
こんにちは、CODEの荒谷健道です。
東京戻ってきたときは北海道と約20度差に、びっくりして思わず国内移動で温冷交代浴か!とつっこんだほどでしたが、今はすっかり夏の終わりなくらい涼しい日ですね。これくらいがずっと続けば良いのに。
さて、昨日はクリエイティビティは世界に溢れているというお話をしました
今日はそのクリエイティビティがどの様に僕らと関わっているのかについて書いてみます。
行動をデザインする
何か生み出しても、それは使われないと意味がありません。
なので私が良くやる手法が「誰かに伝えたくなる」という要素を入れることです。誰かに伝えやすい形で作っておくと、作り手の思いは勝手に世界を巡っていきます。
・伝えたくなる仕掛けをつくる
・伝えやすい要素でつくる
これらをすることで、行動をデザインすることができます。
つまり、新たに生まれたクリエイティビティが社会の輪に組み込まれたということです。そして新たな循環が生まれ、時にそれが大きなソーシャルインパクトになったりもします。
パッシブとアクティブ
体験型のデザイン、飲食や宿泊施設などの時はこのパッシブとアクティブについて考えています。
私は公園をプロデュースするという仕事を前職でやっておりまして、統括プロデューサーとして行政、市民、民間企業など様々な領域の方達とコミュニケーションをするのが仕事でした。もちろん、使う言語も理解度もそして先方の要望も皆違うので、当時は頭がパンクするくらい悩んでました。(行政案件はここが大変なんですよね)
この公園でやりたかったことは、お金もエネルギーも自然もサステナブルな公園にしよう!そして100年続く公園にしよう!でした。でもこれはなかなか伝わりませんでした。なので、わかりやすく最高の夕日が見える公園というのをメインコンセプトにおき、サステナブルというのは裏で回すという決断をします。
どういうことかというと、サステナブル、SDGsなどを分からない人でもその公園に関わることですでにサステナブルの輪の中に組み込まれるデザインにしたのです。例えば、何もわからない、環境に興味のない方でもそこの公園でBBQをすると、生ゴミたちはコンポストで土に変わり、その土で公園の緑が増えるという、BBQしてるだけで森が増えていくという仕組みです。
これがパッシブの考えです。
体験していると、裏で回っていることに興味を持つ方、持たない方がいます。興味を持った方に対して、一緒にコンポスト作ってみましょう!やパーマカルチャーについて学びましょう!などその輪に参加できる余白をつくっておきます。
これがアクティブの考えです。
このパッシブとアクティブを両輪で回すことで、参加者に押し付けることなく重要なコンセプトを体現しつつ、楽しんでもらうことができます。
パッシブ:興味がないユーザーでもコンセプトを体現、関係できるデザイン
アクティブ:コンセプトに共感するユーザーへの余白をデザイン
こうやって行動をデザインすることが可能なのです。
ウンチクって凄い
行動をデザインする中でいつも感心するのが、ウンチクです。
ウンチクを語る人って、だいたい得意げに話したりしますよね?
これめっちゃ伝わるデザインの典型的行動だと思うんですよ。
時にうざい瞬間もありますが、でも自分のクリエイティブのことを他人が得意げに話してると思うと結構嬉しいなーって思うんです。
なので荒谷のnoteってさ....なんて得意げに語っていただいても良いんですよーw
今日もありがとうございました。
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