海外アーティストによる、アニメ・ミュージックビデオ5選
テン年代のアーティストはアニメ好きが多いです。
ミーガン・ジー・スタリオンが、「ヒロアカ」の轟焦凍のコスプレをしたり、えっ! この人アニメ好きだったの!? と驚くことも多々です。
ミュージックビデオも、アニメで制作されるものが以前よりも目に付き始めました。
テイストとしては、心なしかレトロフューチャー的なものが多い気がします。おそらくは、自分たちが子供の頃に見ていた「ANIME」がベースになっているのでしょうね。
それでは早速、海外アーティストによるアニメ・ミュージックビデオを紹介して参ります。
①「Levitating」Dua Lipa
日本のアニメーション・チームNOSTALOOKが制作した、このミュージックビデオは、「セーラームーン」や「クリィミーマミ」、「マクロス」のハイブリッド。
キャラクター化されたデュア・リパ本人も含めて、めちゃかわいいですね。
この曲が入っているアルバム「Future Nostalgia」は、80年代テイストがかなり入っていますが、ミュージックビデオもアルバムタイトル通りの雰囲気です。
懐かしい未来感がクセになるビデオになっています。
②「One More Time」Daft Punk
フランスのエレクトロニカ・デュオ、ダフト・パンクが2000年に発表した「One More Time」もコンセプトは、「Future Nostalgia」ですね。レトロフューチャーとも言いますが。
ダフト・パンクを代表する曲なのでご存知の方も多いでしょう。松本零士とのコラボで、東映アニメが制作となると、アニメ『銀河鉄道999』を自然と思い出しますね。
アルバム『ディスカバリー』の中からは、「One More Time」を始め、同じアニメのテイストで複数のミュージックビデオが作らました。後に、これらを繋ぎ合わせてアニメーションオペラ『インターステラ5555』としても発表。ここまで力の入ったアニメ・ミュージックビデオは類を見ません。
③「It Girl」Pharrell Williams
ファレル・ウィリアムスの「It Girl」は、アニメと16ビットのゲームが共存する不思議なビデオです。プロデューサーは村上隆が担当。また、このキラキラとしたコラージュ感覚は、監督のファンタジスタ歌麿ならではですね。
ドットのデザインも、レトロフューチャーではなく、今っぽく仕上がっていて、こういうアップデートの仕方があるのだなぁ~と感心させられます。
④「Snowchild」The Weeknd
2020年に、世界中で最も聞かれたアーティストであるザ・ウィークエンド。元々、ミュージックビデオも実験的なことを色々と行うアーティストです。もちろんアニメのミュージックビデオもリリースしています。
2Dの手描きアニメがベースではありますが、どことなく「洋風」であるのは、日本初の黒人経営のアニメスタジオ「D'ART Shtajio」が制作を手掛けているからでしょう。MAPPA制作のネフリアニメ『YASUKE -ヤスケ-』なども思い出しました。
⑤「Wojny i Noce」Daria Zawiałow
ダリア・ ザヴャウォフはポーランドのシンガー・ソングライターです。この5つのアーティストの中では、格段に知名度が劣ってしまいますが、楽曲の質は一切劣っていません。ニュー・オーダー辺りの音楽からも影響も感じられ、メロディーも麗しいです。
また、ポーランド語のタイトル「Wojny i Noce」は、日本語で「戦争と平和」という意味です。ミュージックビデオの冒頭では、漢字で「戦争と平和」とどデカく表示され、日本人としてはワクワクしてしまいますね。
番外編①「Idoru」Grimes
グライムスの「Idoru」は、『少女革命ウテナ』のアニメが唐突に挿入されたりするシュールなミュージックビデオです。冒頭は「リゼロ」のレムのコスプレでしょうか? ビジュアルも強烈で、さすがグライムス。「宇宙人」的感覚があります。夫のイーロン・マスクよりもぶっ飛んだ感性があるんじゃないかと!
番外編②「Old Town Road (Area 51 Video)」Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus, Young Thug, & Mason Ramsey
現代最強のポップアイコン、リル・ナズ・Xの「Old Town Road」は様々なリミックスやビデオも制作されていますが、このミュージックビデオは、懐かしのFlashアニメっぽいですね。なぜか中盤でキアヌ・リーブスが登場して、ナルト走りをしています。ナルトは、やっぱり全世界で人気があるよな~と実感!
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