アニメ産業の白書である「アニメ産業レポート2023」が刊行されました。
「アニメ産業レポート」とは日本のアニメの業界団体である、一般社団法人日本動画協会が、アニメ産業の調査及び統計・分析を行い、調査結果を広く発信することを目的としています。
様々なアニメ事業のデータ的な支えになったり、アニメ系の論考記事の参照元になることも多いです。
なお私も執筆陣の一人として、「テレビアニメ」を担当させて頂いております!
さて、2022年のアニメ産業は、以下の通り過去最高の市場規模の伸びを記録しています。
一昔前までは「アニメ市場が2兆円を突破して、隔世の感ありますね~」と語られたものでしたが、気付いたら3兆円突破も、すぐそこまで来ました。
好調の要因は、ここ数年のトレンドとして挙げられる海外と配信です。特に海外は日本市場とほぼ同程度まで伸長しています。なお海外では、日本国内で展開されている多様な2次展開がまだまだ遅れていることから、逆にここが今後の伸び代になります。
また昨年は、「ライブ」分野がコロナ禍からのV字復活を遂げています。市場的に極端に落ち込んでいた「ライブ」(コンサート、イベント、展示会・カフェなど)ではありますが、今やアニメ産業の大きな柱となっています。
この辺りも「アニメ産業レポート」では、詳しく論じられております。
またいつもように刊行記念セミナーも開催されます。
コロナ明けのリアル開催となります。オンライン配信は予定されておりませんので、希少性が高いセミナーになると思います。
ちなみに会場は、池袋のアニメ東京ステーションが入ってるビルです。見学ついでに、どうぞ!