今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/8/29 #108
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
海外絡みのニュースを集めようと意識している訳ではないのですが、自然と集まってきますね。やはり今は、海外抜きでの日本製アニメは成り立たないのでしょう。夏アニメの『わたしの幸せな結婚』が配信でジワジワ人気が出ているのも、今週の良いニュースでした。
［CEDEC 2023］ゲームとは異なる文化を持つアニメ業界からR&Dを学ぶ。研究開発をテーマにしたセッション「アニメR&Dの最前線」をレポート
2023年8月23日に開幕したコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」の初日，アニメ制作の現場で行われているR&D（Research and Development。
「単純にアナログをデジタル化するだけでは足りない」。アニメに限らず、DX関連ではよく言われるポイントですね。紹介されている取り組みも試行錯誤中です。まだまだ完成形ではないですが、応援していきたいです。
ストップモーションアニメ「JUNK HEAD」の続編「JUNK WORLD」25年公開に向け製作決定 スペシャル映像公開
ストップモーション（コマ撮り）アニメ「JUNK HEAD」の続編となる「JUNK WORLD」の製作が決定した。2025年に公開予定。スペシャル映像とビジュアルが公開されている。
2021年に話題となったアニメ映画『JUNK HEAD』は、『PUI PUI モルカー』などのヒットと合わせてストップモーションアニメの可能性を広げました。ただ制作に７年も掛かっているので、続編制作も時間が掛かると懸念しておりました。しかしながら、2025年に公開予定とのこと。嬉しいニュースです。
「攻殻機動隊」原作＆アニメの情報を網羅したサイトが10月オープン、SNSも本日始動
「攻殻機動隊」の原作とアニメの情報をまとめた公式ハブサイトが、10月にローンチされる。
ようやく……という感じですね。「攻殻機動隊」はグローバルIPであることに間違いないので、ポータル的なサイトが求められていたと思います。今後の情報発信に期待したいです。
変わるアニメの“稼ぎ方” 23年のアニメ制作市場、初の3000億円超えの可能性も
2022年のアニメ業界は『ONE PIECE FILM RED』『すずめの戸締まり』『スラムダンク』など、劇場版を中心に多くのヒット作に恵まれた。こうした好調を追い風に、アニメ制作の市場規模は3年ぶりに回復しつつある。
「アニメ制作ではこれまで主軸だったテレビ放送からVODへと配信チャネルの多様化が進んでいる」とのことです。この流れは止まりません。とはいえ現在は、テレビ放送＋配信の組み合わせが王道的なメディア展開ですので、すぐには「テレビ」という媒体が無くなることはないはずです。
VIPO、中国ゲーム&アニメ会社訪日団とのビジネスマッチング交流会を9月20日に開催…中国の有力AGC企業27社が来日
映像産業振興機構(VIPO)は、中国ゲーム&アニメ会社訪日団とのビジネスマッチング交流会を9月20日に開催する。
27社も中国からコンテンツ会社が訪日します。通訳は参加企業で手配する必要がありますが、日本側からの参加企業は15社程度なので、中国の企業の方が多いですね。たくさんの商談が期待できそうです。
「中国」「サウジ」マネーが大量流入！ 世界から「日本アニメ」が“最強コンテンツ”と映る理由
アニメーションやゲームコンテンツを制作する日本の有力メーカーが、中国の大手IT企業の完全子会社となることが発表された。
中国は前からですが、最近、サウジアラビアの企業の動きが目立ちます。どのぐらいの資本が日本に入ってきているのか知りたいところです。（誰かまとめて頂けませんでしょうか……🙏）
夏アニメ『わたしの幸せな結婚』初のTOP5入り、『BLEACH』『文スト』『デキ猫』急上昇、『呪術廻戦』V6～配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20（8月第3週）
複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2023年8月第3週の「配信コンテンツ視聴者数ランキング（調査対象期間：8月12日～8月18日、調査対象：日本在住15～69歳男女）」を発表します。
『呪術廻戦』は別格としても、『わたしの幸せな結婚』がようやくTOP5に入りました。じわじわランキングを上げているので、作品の内容自体も良いのでしょう。夏アニメの意外なダークホースになるかもしれません。