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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/3/8 #32

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週は、地方でのアニメ全般の動きが目に留まりました。地方にアニメスタジオができれば、地方発のアニメも企画制作しやすいですし、今後この動きは強まるかもしれません。地方にとっても、雇用などのメリットもありましすね。

「ぐんまちゃん」アニメ放送 経済効果は2億円超 群馬県が試算

群馬県がマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」のアニメ放送による経済効果を試算した結果、広告費に換算して2億円余りに上ったことが分かりました。

広告費換算で2億円というのは、広告代理店のような試算ですね。実際の売上はどのくらいなのでしょう……。とはいえ群馬の広告宣伝の目的であれば、売上・利益は関係ないのかもしれません。くまモンの展開も思い出しました。

タツノコプロ60周年!『ヤッターマン』の監督が語った、苦悩の歴史とアニメの真髄

タツノコプロが今年、設立60周年を迎える。
タツノコプロといえば、今や世界に誇る日本のアニメ文化の基盤を作ったアニメプロダクションのひとつで、『マッハGoGoGo』や『科学忍者隊ガッチャマン』シリーズや『タイムボカンシリーズ』、『ヤッターマン』などの人気作品を世に送り出してきた。

東映動画(東映アニメ)との合作がポシャってしまったので、「タツノコプロは独自でアニメを作るプロダクションとしてスタートすることになりました」とのこと。タツノコさんのオリジナル作品は先進的なものも多いですし、今のハイクオリティアニメを制作するアニメ会社の先駆けですね。

MAPPA:大阪に新スタジオ設立 CGI特化

「呪術廻戦」「ユーリ!!! on ICE」などで知られるアニメ制作会社MAPPAが、CGIに特化した新スタジオを大阪市内に設立することが分かった。CGI部は3DCG、背景、仕上げ、撮影、編集、デザインの6部門で構成され、デジタルワークス全般を担当する。

「CGI部は8割が在宅ワーク」「3dsMaxに加えて新たにBlenderを実制作へ投入」と気になることが、さらりとコメントされています。スタジオも時代の流れに乗って、アップデートしていく必要があるのでしょう。

『鬼滅の刃』5カ月連続1位、Netflix韓国ドラマ『今、私たちの学校は...』ほかオリジナル・独占配信作品が躍進

エンタメコンテンツランキングやデータ情報を発信する「GEMランキングクラブ」プロジェクトにて作成した「定額制動画配信サービスのコンテンツ別視聴者数ランキング」から2022年2月のマンスリーランキングを発表いたします。

『鬼滅の刃』は相変わらずぶっちぎりで強いですが、テレビ放送も終わったので、今後どうなるかですね。今月以降の動向に注目です。また、『ボバ・フェット』がディズニープラスでランキング1位になっています。「スター・ウォーズ」サーガとして、『マンダロリアン』に続き人気も評判も上々です。

“東京の地場産業”だった「アニメ制作」が、なぜかいま地方に続々進出しているワケ

『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』の大ヒットなど、アニメ人気は国内外でますます盛り上がっている。こうした人気を背景に映画から配信・テレビ向けまで作品制作本数は近年急増している。毎年およそ300タイトルものアニメシリーズ、80本前後もの劇場アニメが公開されるほどだ。

記事の中で触れていませんが、助成金や良い条件の融資などもあると思います。デジタル化が進んだ現在、低リスクでスタジオが設立できるのであれば、場所は関係ないのでしょう。また、都内だと人材の引き抜きなどはしょっちゅうあるので、人材を「固定化」するために地方で展開というのも理由としてありそうです。

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