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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/3/15 #33

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週は海外関係のニュースが目につきました。アニメに限らず、今のコンテンツ業界のテーマは、海外と配信です。この2つを軸に市場が伸びているのが理由です。今後は、更にWEB3関連なども入ってくるはずなので、色々と更に勉強が必要ですね😂

「1万5000円からギャラ上げられない」 現役声優が訴えたアニメ現場の「過酷な労働実態」

漫画家の赤松健さんと声優の榎本温子さん・神田朱未さんの3人が、2022年2月28日にツイッターの「スペース」上で交わした会話の中で、現役声優の厳しい労働事情が話題になった。

生々しい意見です。アニメーターの薄給ばかり話題になりますが、声優もずっと昔からギャラの相場は変わっていないので、キツいことは確か。「芸能」の枠に入るので、世間的にはその辺りはあまり関心ないのかもしれませんが。

「ネットフリックスアニメ」が示した可能性と課題

日本上陸からまもなく7年になるNetflix(ネットフリックス)。日本では特にアニメに力を入れ、派手な屋外広告、印象的な動画広告も記憶に新しい。

日本のアニメについて、「ロングテールの優等生であり、配信サービスにとって必ずしもトップバッターではないけれど欠かせない存在」との指摘には膝を叩きました。その通りですね。日本のアニメが海外市場を伸ばしているのは、世界に点在していたアニメファンへのリーチがネフリなどのサービスによって可能になったところもあります。ただ、「ホームラン」狙いのネフリからすると、このようなコンテンツは将来的にどう評価されのか? たまにネットでは、「ネフリが、日本のアニメから撤退する」という怪情報も流れてきたりもしますが、そこが根拠の一つにもなっています。

アニメイベント「AnimeJapan 2022」オンライン開催「ビジネスエリア」への登録がスタート!

アニメジャパンは、日本時間2022年3月26日~29日に開催する世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan2022」内の『ビジネスエリア』において、ビジターと出展社のプレマッチングを開始した。

ビジネスセミナーのラインナップも出ておりますが、「海外」「配信」「WEB3」が今の注目テーマのようですね。WEB3関連≒NFTはまだ暗中模索の段階だとは思いますが、避けては通れない話題かと。

東映アニメーション、不正アクセスで社内システム一部停止 『ONE PIECE』などスケジュールに影響

東映アニメーションは11日、今月6日に同社のネットワークが第三者による不正アクセスを受けたことを確認し、社内システムの一部を停止したことを発表。これにより、同社の製作するアニメ作品の放映スケジュールに影響が出ることを明かした。

不正アクセスで、アニメの制作の進行がストップするとは前代未聞です。それだけアニメがグローバルかつ、重要な日本の資産になっているとも言えますが、海外からの攻撃かどうかも不明ですし、不気味な引っ掛かりを覚える事件です。

クランチロールとファニメーション、世界アニメ配信事業・ブランドを統合

ソニー・ピクチャーズ、アニプレックス傘下のふたつのグローバルなアニメ配信サービスがひとつのサービスに統合されることになった。米国に拠点を持つ日本アニメ事業の大手ファニメーションは自社の定額課金見放題サービス(SVOD)をクランチロールと統合すると発表した。今後、クランチロールの月額料金で、両社のサービスを利用することが可能になる。

予想されていましたが、ファニメーションが無くなり、クランチロールに統一とのこと。昔から、ファニメーションは海外ライセンスでも目立つ存在でしたので、少し寂しくも感じます。諸行無常ですね。(ex.「平家物語」)

日テレHDとディズニーが戦略的協業合意 ドラマ、アニメ、バラエティを世界向け共同開発

2022年3月10日、日本テレビホールディングスとウォルト・ディズニー・ジャパンが、戦略的協業に関する合意書を締結したと発表した。両社は今後、世界市場に向けて、ドラマ、アニメ、バラエティなど様々なコンテンツを共同開発・制作する。

ディズニーがなぜ日テレと一緒に?と思ったのですが、Hulu繋がりがありましたね。となると、最終的にはディズニー主体で展開されるかもしれませんので、日テレ色の強いコンテンツがどこまで出せるかが注目です。

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