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J.A.Henckels 472 Fliodur
これが私の最初に買った剃刀、背中の紋々も鮮やかなJ.A.Henckels 472です。
ざっと計算で刃の角度が18.6度。標準からやや鈍い角度ですが良く切れて、入浴ついでに剃るスタイルでもサビの心配が比較的少ないステンレス製。
何もわからないままネットオークションに手を出して、手元に届いた剃刀に残る粗い傷にびっくりして商品ページの写真と必死になって見比べるなどしたものです。
またこれはプロに研ぐのをお願いした最初の1本でもあって、
・ちゃんと切れる(当たり前)
・切れ味長持ち(自分で研ぐのと比べて)
・ルーペ見ると自分が研いだのと違う均一な曇り方
など、切れ止むまでリファレンスとして大活躍してくれました。
自分で研ぐようになってからも、研ぎやすい形に整形してある事に気がついたり、軽い圧力で研ぐ技術が全然足りていない事を思い知らされたり、ネットオークション写真のことも含めて様々な事を教えてくれる剃刀です。
刃線の形に慣れた今はコンスタントにいい刃を付けられるようになって、普段使うローテーションの中核として活躍中。
替え刃式以前にはプロ用として定番のメーカーだったらしく、同社の剃刀はけっこうな数がネットオークションの類に出ています(2020年5月現在) めちゃくちゃに高価ということもありませんし、もし興味がわいたなら"Solingen"の刻印は伊達じゃないところを確かめてみてください。
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