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ソ連製の西洋剃刀を買ったよ

以前から興味があって仕方なかったソ連製の西洋剃刀が手に入ったので紹介します。

西洋剃刀フォーラムでちらっと読んだ所によると
ソ連の西洋剃刀は2つの工場で全体の90%ほどが造られていた。鋼は悪くないぞ。
というような話でした。具体的な情報源が付されていたわけではないので、眉に唾つけておきましょう。
文献にあたりたいとは思うんですが、どこからどう調べればいいものやら。

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"экстра"(Extra)と刻印がありますが、"Best" "Highest" ほどの意味のようです。
2段目には"з-д стиз"(Z-D STIZ)とあって工場名です。
最後の"54г"(54G)は製造年を表しています(год=god=year)。

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反対面は刻印なし。ZTV工場製はMACのコマンドマークみたいな刻印と西暦の下2桁がこちら面にあるみたいですが、この個体はSTIZ工場製なので無し。

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スケール(持ち手)は端部に同じ材料を挟み込み、ピンで固定してからヤスリ等で整形していたようで若干キズが残っています。撮影する前にうっかり磨いてしまったのですが、樹脂の劣化もなくきちんとペーパーもコンパウンドもかけられました。
あと気になったのは固定のためのピンです。66年前の物なのにピッカピカ。
ハンマーで叩いてカシメるのでメッキはされてませんし、ソ連の真鍮はなぞの安定性があるのかも知れません。

無題

がんばって解読してね。

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さてここですよ問題は。前の写真でも観察できますが、刃の先端の処理がよくわからない感じなんですね。
やりっ放しにしては削ったストローク幅が整いすぎてますし、丁寧にするなら全体をきちんと高番手で仕上げてほしい。
この部位は傷が残りやすく磨きやすいので、手遊びとしてピカピカにする事が多いのですが、今回は東の方の仏像に見られる鉈彫りを味わうのと同じ感じで、このまま傷を残そうと思います。サビが来ないといいなあ。

というわけでソ連製の西洋剃刀速報でした。
よい刃が付きますように!(あなたも私も)

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