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マーケット感覚の虎の穴。No.3

こんにちは!アナリストのアナダです。
今回はやばい事例見つけたのでご紹介です!!

とりあえずこれを読んでください↓
参考)
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge/renrakukai05/mat04_2.pdf

なにがやばいか?

自治体が行動経済学のメソッドを思いっきり使用してきています!!

 もちろんデザインのコンサル会社自体?の取り組みもすごいし、そこに依頼した自治体もすごい。これマーケティングではソーシャルマーケティングやヘルスプロモーションという領域なのですが、もう厚生労働省も最近はふんだんに扱ってきていますね。

 セラピストで関わりが強いのだと公衆衛生学とかSDMと意思決定とかのワードです、、、あれ?誰かの名前が浮かんできそう(!)

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資料中のチラシ解説を設明すると、マーケティングでは広告領域とかでよくやるA-Bテストというテクニックも混ぜていますね。どちらが反応あるかしっかりと効果判定しているのも良き。このstepを踏むのはリハと同じで、次の成功の可能性アップや、納得感のある取り組みが可能になるためです。

そして、今回の成果として

コストが変わらずに受診率が5%上がった=多くの人に健康を届けられた。

と考えられます。あくまで介入の内容(医療の質)は変わらないのに…と考えると非常に良いことだと思います。いろいろとマーケット感覚について考えさせられる資料だったので今回はシェアをしてみました。

この損失回避のフレームの知識を生かすとして、例えば、職場のなんらかの予防教室のチラシでやってみるなら?とか院内における感染対策の掲示物を作るならどうする?といった風に考えてみると面白いですね。

 A-Bテスト自体も使えるテクニックであり、職場の求人のチラシや副業の広告なんかでとても使えることが想像されます。ただ、その際に注意することとしては「両方ともしっかりと」作りこむことです。とりあえず2個で比べます!でノリでやるのでは意味が半減してしまいますから笑


【実施した(株)キャンサースキャンについて】
会社HP: https://cancerscan.jp/about-us/

代表取締役、副社長がP&G→ハーバードMBA
取締役が医師(医学博士)、公衆衛生学大学院修了※MPH(公衆衛生学修士)は未取得ぽい?

マーケッターと専門職(公衆衛生や予防系の医師)のコラボしたコンサル会社の様子ですね。社長が東京大学、副社長は慶応大学ということで官僚との繋がりはやはり取りやすいのでしょうか?お二人とも経済学部出身からのビジネス領域だったのでもしかするとソーシャルマーケティングと相性が良いのかも。

にしても予防の職域は最近、医師×MBAなど物凄い優秀そうな方々が多いですね、、、!


もし質問や次回はこんなテーマがあればDM下さい。
それじゃーね!

執筆:アナダシュウゴ@syu5o

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