徒手理学療法5大コンセプト”Paris concept”の特徴
こんにちは, リハコン365 月曜担当 野沢です.
徒手理学療法の歴史シリーズとしてお送りしていますが,今回は5大コンセプトの一つ
Paris concept
について,まとめていきたいと思います.
K‐Eコンセプト(ノルディックシステム),Maitlandコンセプト(Australian approach)について,これまでまとめてきました.
この3つが非常に有名かつ,徒手理学療法の歴史的コンセプトのような印象を持っています.
私が学んだ大学院のコースは,各コンセプトについて広く学ぶスタイルとなっています.その上で,自ら各コンセプトのアドバンスコースなど深く学んでいくことが理想です.
大学院では今回挙げたコンセプトのインストラクターレベルの方々からご講義いただきましたが,大学の先生方はK-EコンセプトのDiplomaであるため,そのベースはK-Eコンセプトであったように思います.
運よく職場にはParisのコースを受講されていた上司や,海外に留学しMaitland concept (Australian approach)を学ばれた上司がいましたので,それぞれの考えに触れることができました.
同じ徒手療法を学び,臨床応用しているにもかかわらず,用いる用語や考えに違いがあり戸惑ったのが正直なところです.しかし徒手療法の歴史や各コンセプトの特徴を知ることで,頭の中が整理され混沌とした状態は解消できました.
それぞれに良い点,足りない点がありますので自分で組み合わせて作り上げることが重要だと思います.
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