PL型キャリア思考の脱却からファイナンス型キャリア思考への転換①
前回は、2020年以降の医療職の働き方を大予想してきました。今回はそれらを踏まえ、今後キャリアを歩む中で“常識的な考え”になるであろう「ファイナンス思考」「掛け合わせ思考」「H型人材」というキーワードを予測的・希望的観測を含め述べていきます。
医療専門職だから馴染みのない言葉を避けるのではなく、是非学び、実践し、希少性のある人材になってほしいと思います。
まず、ここでいう「PL」とは財務3表の一つで、損益計算書(Profit and Loss Statement)のことを指します。売上高が一番上に記載され、そこから費用を引いたり売上高以外の収益を足したりして、営業利益、経常利益、当期純利益などが記載されています。
ここで言いたいのはもちろんこれら会計の話ではありません。元ミクシィ代表取締役社長で著書『ファイナンス思考』を執筆した朝倉祐介氏によると、現在の日本企業の多くは「目先の売上至上主義」「コスト削減第一主義」のPL型経営に陥っており、中長期的で未来型投資ができていないと説明されています。
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