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#キャリア

クリニックにおける理学療法士の年収についての考え

皆さんはご自身の年収についてどのように考えていますか? 私が病院で働いていた時の年収は350万円でした。 低かったですが、仕事は楽しく、やりがいもあり、あまりなんとも思っていませんでした。 また、どうすれば年収が上がるかもよくわからず盲目的に仕事をしていました。 ただ、当時の自分に言いたいこととしては、 「もうちょっとキャリア戦略ちゃんと考えなさいよ!」 です。w そこで、今回は、下記のような悩みをお持ちの方に対して、年収についての個人的な考えを述べていきたいと思い

8の軸で掛け合わせキャリアを構築する

本日は、よくSNS等でも話題になるPT×○○などといった掛け合わせキャリアについて、土壌をどう作っていくのかを考えます。 医療専門職の大きなアドバンテージはなんといっても「国家資格」であります。つまり、一つの軸足はもうすでに構築できる素地があります。この資格に対する組み合わせをより具体的に落とし込んでいくのに、以下のような変数を考えてはどうかと考えます。

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PL型キャリア思考の脱却からファイナンス型キャリア思考への転換②

前回に引き続いてPL型、ファイナンス型のキャリア思考について。本日はファイナンス型の思考を考えていきます。 ファイナンス型思考の場合、眼の前のキャッシュだけでなく今ある技術やリソースが将来どれぐらいの価値を生むのか、あるいは個人価値を高めるために自己投資をする必要があるのか、などを考えます。 つまり、現時点では形もなく、収入が増えるかわからないものに対して仮設を立てて実証するという特徴があります。その点でPL型のような直感的ではなく戦略的・論理的であるといえます。 ある

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PL型キャリア思考の脱却からファイナンス型キャリア思考への転換①

前回は、2020年以降の医療職の働き方を大予想してきました。今回はそれらを踏まえ、今後キャリアを歩む中で“常識的な考え”になるであろう「ファイナンス思考」「掛け合わせ思考」「H型人材」というキーワードを予測的・希望的観測を含め述べていきます。 医療専門職だから馴染みのない言葉を避けるのではなく、是非学び、実践し、希少性のある人材になってほしいと思います。 まず、ここでいう「PL」とは財務3表の一つで、損益計算書(Profit and Loss Statement)のことを

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これからのキャリア戦略を大予想 -2020年以降の医療職キャリアモデル-

今回は、「2020年以降のキャリアモデル」を予想してみます。こうした半ば“遊び”のような発想、ブレインストーミングが今の時代求められていると考えています。 キャリア理論で著明なグランホルツ教授は、彼が提唱する「計画的偶発性理論」の中で、キャリアの8割は偶然でできていると唱えていますが、あくまで筆者の感覚としてにはなるがあながちその割合に近い印象を持っています。 こうしたことから、未来を予想する意味がないと考える人もいますが、筆者自身は「不透明な未来」だからこそ、「未来思考

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ポータブルスキル(特に35歳以上のミドル層はマストなスキル)

前回「希少性」について書いてきましたが、希少性を高める上でおススメのスキルはポータブルスキルになります。 特に、病院や介護事業所など既存のフレームワークで働く覚悟がある人は、マーケット自体が成熟期~衰退期に入る中で自らがミドル層になる中長期的キャリアで身に付けておきたいスキルになります。 35歳~55歳のミドル層人材になると、社内人脈などの「組織依存型スキル」や自らの業界における専門的なスキルなどの「業界特化型スキル」はある程度身についている前提として、次のキャリアステー

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脱コモディティ化=希少性の高い人材の確率UP

前回、瀧本哲史氏は、著書『僕たちは君に武器をくばりたい』の中で、士業がコモディティ化しつつあると話をしました。 まず復習を致します。 以下の中で、生き残れる働き方として、漁師に以下のように例えました。 ここに「市場価値の高い人材」のヒントがあると考えるといいました。

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「市場価値」と「コモディティ化」の関係 vol.1

前回までキャリア形成×マーケット理解を書いてきましたが、今回からは「市場価値を高める」という点について書いていきます。 筆者はよく転職相談やキャリア相談を受けますが、その中で「市場価値をあげたい」「市場価値が高い仕事をしたい」という話がよく出てきます。 便宜的に、「市場価値が高い=世の中の多くの企業に必要とされる」というイメージがわかりやすいが、相談受けていると多くの場面で気づくことがあります。 それは、「市場価値を高めたいという人がほとんどコモディティ化している」とい

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キャリア形成におけるマーケット理解 vol.3

前回、個人キャリアに「Product Portfolio Management(以下、PPM)」というフレームワークを用いることが重要と書きました。 とくに、「どんな環境(マーケット)」「どんな仕事」に就くかにおいては最適です。 PPMから個人キャリアを考えると、 ① 成長率が高いマーケット ② 自分の(能力・価値観に即した)市場シェアが高い => ①/② の両方を実現できる(掛け合わせる)ことがベストな選択といえます。

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キャリア形成におけるマーケット理解 vol.2

マーケットは常に変遷している 多くの医療専門職にはあまり知られていませんが、厚生労働省は5年毎に「職業能力開発基本計画」という法定文章を出しています。 現在第10次まで出ているのですが、社会背景や経済動向が示され、近年の物は政策的な課題などを理解する重要な資料と位置付けられています。これは医療関係にも色濃く関係していると考えています。 現在の第10次計画では、「付加価値創出力」「生産性向上」「人材育成機能」「人的資本の蓄積」など労働力不足に対し生産性向上に向けた人材育成戦

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自分を理解した後は「仕事・マーケット」を理解する

◆「自分理解」の次は「仕事理解」!まずはマーケットを理解することから 前回まで、「自分理解」について書いてきましたが。キャリアデザインを構築する上で次に「仕事理解」が重要になります。 その仕事理解は大事でありますが、専門家である医療職は自らの仕事内容は理解していることが多いです。 そのため、その専門性が社会でどう活かすことができるのかといったマーケット理解が重要となります。ここでは主にマーケットの理解が進むように書いていきます。 まず「マーケット」とは、「市場」ともいわ

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心のエンジン「価値観」を定義する重要性-ワーク編-

前回、価値観の重要性に触れましたが本日はそのワークについてご紹介します。 こちら以前にもご紹介したことがあるので、リマインドになる部分もありますが改めてご理解し、実践頂ければと思います。 ① 9マンダラシート まず、最初は有名なマンダラシートについて。以下に示すようなワークシートを用いながら実践してほしいと思います。 大谷翔平選手が高校時代に使用したことで有名となったマンダラシートの9つバージョンと思ってもらうといいでしょう。

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心のエンジン「価値観」を定義する重要性

本日はキャリア形成における「価値観」から書いていく。 ◆「価値観」について –自分の大切にしている価値に向き合う-ここでいう「価値観」とは「動機」ともニュアンスが近いと考えています。ここでは「大切にしていること」「譲れないこと」「やりたいこと」という意味合いがしっくりきます。 キャリア・アンカーやマズローの欲求段階でいう「自己実現の欲求」などとも近いが、混「好き」や「憧れ」とは少し違います。価値観については、医療専門職は総じて「コアな価値観」を持ち得ていることが多いです。

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キャリア・モデルの理解を深める-職業適合性について-

前回からは、キャリアについて全方位的に理解を進めていますが、本日は「自己理解」の続きからです。 ◆職業適合性とは 正しい自己理解の上に正しい職業アイデンティティが成立します。この仮定の元では、下図のスーパーの概念図を理解しておくべきであり、下図にあるように『職業適合性』を満たす上では、「能力」と「パーソナリティ」が必須要素となります。 自己理解を進めることでパーソナリティへの理解が深まります。一方、「能力」についてはさらに、「適性」と「技量」に分けられます。適性とは「将来

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