精神を否定しないで

聴きとめてくれること
それだけでいいんです


外で頑張り屋さんな娘が
疲れを溜めて、家に帰ると、「赤ちゃんのふり」じゃなくて、「本当に赤ちゃんになった」かのように振る舞うんです。

それを聞いた先生たちは
驚きのあまり、ほとんどの方が、訝しげな表情をされます。
この親は、何言ってるんだ、この娘さんはちゃんとして出来てない子の手助けだって出来るのに。
って。


その表情や
そのあとの言葉にまず「でもね」
が来る事が往々にしてあります。

私は「先生方皆さん、娘はしっかりしてるとか園での様子と違うって仰るんですよね」
と笑って誤魔化します。

でも本心では、、先生の顔が曇る瞬間、「でも」と反対意見を出される度に、そのたびに傷ついています。

その「でも」の度に傷つくのには
数年経っても慣れるものではありません。
むしろ、「またもや不理解が示された」とより辛さが増してくるものです。

「でもね、外で暴れて家で大人しいこの方が大変ですよ」
といった類の否定もよく聞きます。


親の私がまるで嘘をついているかのように
まるで娘の「一般的な甘え」を大袈裟に言って「甘やかしてあげていない・愛情不足」であるかのように扱われるのが
本当に本当に不快で、苦しく思います。



一方で、「相談支援員」さんや、「加配保育士」さん等、発達障害児やその家族と関わり、関連知識をしっかり持っていらっしゃる方の対応は違います。

私が「娘が、“ふり”ではなくて、本当に赤ちゃんのように振る舞う事があって、どういうタイミングでそうなるのか日によって違うし、食事やお風呂など基本的なことが順当に出来ずに困っている」と話すと

「そうなんですね。」
と受け止めて
時間が許すなら一緒に傾向や対策を考えてくれます。


相談支援員さんと会ってお話するのは、大体3ヶ月に一度くらいです。
発達障害関連の知識を持たない「先生」という立場の人からの、疑いの目線や言葉を浴びせられたら、すぐに話せる人が旦那以外にもいると助かります。(聴いて受け止めてくださる支援員さん達には、この場所を借りて感謝申し上げたい。)


カウンセリングの場でも、「聞いてまずは受け止める事」否定しないことはきっと基本じゃないでしょうか。。

先生だから・子供達をこれまで無数に見てきたからと言っても、知らない世界があることを自覚してもらえたらきっと態度が変わってくるはずです。

どなたかの目に止まって、特にグレーで理解されずらく、苦しい思いをする子供と親が減りますように願っています。

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