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誰かに迷惑をかけなければ好きでいることに罪はない。

インスタやThreadsのタイムラインには、音楽や映画や本が好きな人で溢れてるのに、実生活では本当に出会わない。だから時々私はしれっと好きなバンドのTシャツを着て出社する。もちろん回りから何の反応もない。「コイツこんなカジュアルな格好で大丈夫か?」ぐらいにしら思われていない…はず。

でも、先日エレベーターですれ違った別フロアにいる他社の人が、「おっ」と私の着てるTシャツを見て反応した。それはチバユウスケの「thanks!」Tシャツだった。

2月24日、大阪・御園ユニバースで行われた「たとえばボクが踊ったら、」に参加された方の感想を読みながら、「そうか、こういう続け方もあるのか。なるほどな…」と思った。

The Birthdayを好きな人が歌えばThe Birthday になる。ステージの上にチバユウスケの姿・形はなくても、誰かが歌えばその歌を通じで彼の存在を感じられるのではないか。もちろん寂しさはつきまとうものだけど、バンドを続けていくことの意義を実感した。チバも喜んでいると思う。

3月。年度末。一年で一番仕事が忙しい時期に入った。毎年この時期になると、私はThe Birthdayかミッシェルガンエレファントばかり聴いてしまう。学生時代、ミッシェルさえ聴いていれば、世界がひっくり返ったような気がして、最悪な気分から逃避できた。なんだか、あの頃の気持ちを取り戻したくなるのである。

時間に追われ、仕事に追われて、家に帰ったらバタンキューで、翌朝起きて電車に乗り…って、そんな毎日を繰り返していたら、どんどん、どんどん、自分が自分ではないような気がしてくる。本当にこれでいいのかな。そもそも、こんな風に迷子な気分になる私って、大人として大丈夫なのかしら…と悩みに悩んだこの1年で出した答えが、自分の好きを肯定することだった。

別にいいじゃないか、誰かに迷惑をかけなければ好きでいることに罪はない。


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coco
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