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2019/05/24 くるり@ZeppTokyo

くるり『songline』リリースツアー「列島ZEPPッリン」ツアーファイナル。

本編アンコール含めて2時間45分(!)という長時間ライヴでした。『songline』のリリースツアーでありながらも、途中でキャリアを総括させる流れに切り替えていくセットリストが秀逸だった。

サイケデリックなプログレの後にはぐっと胸にひびく歌モノが用意されているし、現くるりメンバーの岸田くん、佐藤さん、ファンファンちゃん3人のコーナーもあって。ライヴ全体に観る側を飽きさせない工夫が散らばっているし、なおかつ京都なまりの岸田くんと佐藤さんの掛け合いもとにかく面白いから、時間が経つのを忘れていたくらい。

特にくるりの代表曲を並べた本編後半の怒濤の展開が素晴らしかった。我が青春の一曲「WORLD'S END SUPERNOVA」では感極まり、本編ラストの「How To Go」では魂が抜けた。

くるりは、世界中の音楽を昇華さながら独自の音楽性を造り上げていく研究熱心な楽団ぽい。自ら不協和音に突っ込んでいくような変態的なサウンドは本当にくるりしか鳴らせない。私にはくるりを聴いてない時期もあったけど(ワンマンを観たのは14年ぶり!)それでもずっと気になっていたのは、他のバンドにはない開拓者的素質によるものなのだろう、とステージを観ながら何度も納得。

カラフルな音楽性、豪華極まりないセットリスト、抜群の演奏力…といった具合にいろんな面で圧倒されてしまった。あと来場しているお客さんの幅の広さも忘れずに書いておきます。これはくるりのつよみだと思うから。

くるりのメンバーの体力とお客さんの体力、そして時間が許されるのならば、私はあと一時間は観たかったです。

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coco
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