なかなか終わらない夏の日記(8月・9月・10月)
8月某日
英国のロックバンドoasisが15年ぶりに再結成するらしい。ガセネタだと思っていたら本当だった。正式に発表された当日はニヤニヤが止まらず全く仕事にならなかった。
oasisの残像を追いかけ、弟(リアム・ギャラガー)の単独公演には何度か足を運び、彼がoasisの曲を歌い始めればフロアから自然発生するシンガロングの一部に私もなった。ライブ後は「いつかバンドで観ることもできるんだろうか?」と胸を膨らませながら帰ったけれど(アドレナリン出まくっているため)、実際はさほど期待はしておらず(当時、旧Twitterで文句言い合ってたし)次は兄(ノエル・ギャラガー)を観なければな~くらいの軽いノリだった。で、ノエルが今年のフジロックのヘッドライナーに決まり、YouTubeで配信されたライブを観ていたら、遠い遠い青春時代が蘇り、感情が迷子になってしまった。
洋楽との初めての出会いは、中学生の頃に英語の授業の教材として聴いたビートルズやカーペンターズだが、oasisはハタチ近くになって音楽好きな先輩に教えてもらった。ていうか憧れていた先輩が彼らのコピーバンドを組んでいたのである。
さて、彼らは日本でもライブをしてくれるのだろうか?噂によると来年の秋に国立競技場でやるだの東京ドームだの色々聞くけど、日本での数日間のツアーが組まれて、それも数万人規模の会場だとしてもチケットが取れる気はしないのと、また兄弟喧嘩して気が変わったとか言い出しそうなので気が抜けない。
9月某日
会社でコロナ罹患者続出しており、運悪く私も発熱した(コロナ罹患)。久しぶりの高熱はかなり身体に応え、熱が下がっても怠いし頭痛が残った(余談ですが、免疫が落ちていたのかコロナ後いきなり咳が出始め、一瞬次はマイコプラズマかとを疑ったけど、だたの寒暖差アレルギーでした)。よって、GRAPEVINEのbetcover!との対バン@六本木 EX THEATERとClub Circuit の岡山CRAZYMAMA KINGDOM公演(プラス友人との旅行)をキャンセルせざる得ない事態に。友人にゴメン…と連絡し、新幹線代とホテル代は戻ってきたけれど、嬉しくない。
そして、熱にうなされながら予約したのが、3月に開催された「Almost There Tour extra show at Zepp DiverCity 2024.03.28」のBlu-ray。でも、実は私このツアーの日程がばっちり年度末と重なっており、激務&疲れきってて2公演(名古屋と東京)とも行けなかったことをポチリながら思い出した。仕事絡みで言い訳したり~って歌あるけれど(「ふたり」)、したくないのが本音とは言え、無理なときは無理である。年度末というか決算月にイベント事が重なると本当につらいので避けていただけませんか?と観たいライブのスケジュールが上がるたびに個人的にいつも思っているけど、反映されることはないのだろうな(涙)。
というわけで、7月に観たThe Decade Show(日比谷野外音楽堂)で私の今年のGRAPEVINEは終わった模様。あ~あ、こんな年もあるのか…と、キャンセルが続いてしまったのでさすがに落ち込んだが、体力と免疫力をつけていくしかないんだなという結論。届いたBlu-rayは観たいような、観たくないような。とりあえず部屋に飾ってある。(You Tubeのトレーラー映像は観た)
10月某日
「オハラブレイクを最後にもうミッシェルは人生単位でやらない」とウエノさん(ウエノコウジさん)がどこかのライブのステージで話していた、とThreadsに書き込んでいた方がいた。文字を見ただけだからちょっとドライな感じに受け止めそうにもなったけれど、冷静に考えてみれば、決して後ろ向きなことではないと思う。だって、そういうものを抱えながら、今を生きることのほうがやはり大事だもの。ただ(きっかけがきっかけだけど)、21年前に終わらせたバンドの曲をウエノさんとキュウちゃん(クハラカズユキさん)がミュージシャン仲間と共に演奏してくれた事実は、ミッシェル・ガン・エレファントのファンとして、私はとても嬉しかった。
チバが亡くなってもうすぐ1年。あっという間だった。
10月某日
Suchmosになにやら動きが。そして数日後には正式に再始動が発表される。oasisの時はニヤニヤしていたけれど、こっちはちょっと泣いてしまった。
Suchmosが活動休止している間にたくさんの新しい才能が世に出てきた。でもそれは、彼らが切り開いた道があるからだ。きっとまだまだ「Suchmosだからできること」があると思う。気負わずに続けて欲しい。
(サチモスに関しては思うことがありすぎるので、また後日。)