ドはドにしか聞こえない絶対音感を持ってたらこんなに頭こんがらがらないのに
落ちていく
そこに入り込んでいく
馴染ませていく
一点に集まった
意識を身体から離していく
ピアノの音が鮮明になる
一音がいくつもの
情景となって響く
ドはドにしか聞こえない
絶対音感を持ってたら
こんなに頭こんがらがらないのに
でも、
私にしか見えない世界は
そこから生まれてるんでしょう?
心の奥底で何を求めている?
なんだかハッとした
『そなたのとてつもなく欲する欲望を言ってみよ』
この心の奥底に名前はない
掴もうとしても掴めない
映像として流れ込むだけ
そこに映る色や