あなたの睡眠は大丈夫?
こんにちは!COCOTORE心斎橋本店のカウンセラー神志那です。
私たちは脳波トレーニング×心理カウンセリングのオリジナルメソッドで、
お一人おひとりの「なりたい自分」へのメンタルサポートを行っています。
突然ですが、睡眠に自信がある!という方はいますか?
睡眠に自信がある…とは変な言い方ですね。
いつも快眠!睡眠の質バッチリ!という方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。COCOTOREに来てくださる方の多くが、主訴は違えど睡眠になんらかの不安を抱えていらっしゃるな、という感覚があります。
日本睡眠科学研究所が、世界共通の不眠判定方法「アテネ不眠尺度」の質問に則り10,000人に調査したところ、全体の47.2%の人が「不眠症の可能性」という結果となり、とりわけ20代~40代で「不眠症の可能性」がある人がなんと5割以上という非常に高い水準となっています。(2024 睡眠白書より)
いまや睡眠がうまく取れない状態は、国民病と言っても過言ではないでしょう。
かくいう私も数か月前まで、自覚はありませんでしたが、不眠症の一つ、中途覚醒状態だったと思います。今思うとどれだけ疲れていても、睡眠中に途中で3回は目が覚めていて、起床時はなんとなく気だるくスッキリしませんでした。仕事中にぼーっとしたり、集中力が落ちてるなーと感じることもしばしば。ただ、眠れないわけではなかったので、まあ年齢のせいもあるかな~、こんなものかな~と、そこまで深く考えることはありませんでした。
ですが、脳波測定をするようになってから、ぼーっとしたり、集中力がないなーと感じるときに測定してみると、眠気・まどろみの脳波、Θ波の優勢率が非常に高い!ひどい時には優勢率71%と、ほぼ脳の電源OFFでした。きちんと睡眠がとれていないことによる脳疲労状態ですね。これはまずいと私も真剣に睡眠の質改善に取り組みました。
ちなみにこのような状態の時も、特段『眠い』という意識はありません。むしろα波を出すぞ!と意気込んでいるときなので……おそろしいです。脳波がこの状態のままでは、仕事を何時間し続けようと、意識がまどろんでいるわけですから、まったく効率は良くありません。そればかりか、注意力も散漫になりミスも多くなってしまいます。
確かになんとなくスッキリしない感覚はあったものの、ここまで脳が疲労困憊モードだとは認識できておらず、脳波測定をしておいてよかったなあ、とつくづく思いました。自分の状態は、やはり客観的に数値化してみるのが一番だと思います。
ここで簡単に睡眠のメカニズムについて少し触れておきますと、
起きている間に蓄積する眠気の力『睡眠圧』と体内時計によって、夜になると眠くなります。私たちの脳の中で、体内時間調整を担う視交叉上核から松果体に指令がいき、そこで皆さんもよくご存じのメラトニン(睡眠導入作用をもつホルモン)が分泌されます。そうなると眠くなります。そして朝、光が入ってくることによりメラトニンの分泌量が下がっていき目覚めます。つまりメラトニンの分泌量がこのサイクルに則り、きちんと調整されていればスムーズに寝起きできるというわけです。
このサイクルを乱す原因の一つがストレスです。
ストレスは過度に長期的にかかってくると、セロトニンと呼ばれるメラトニンの材料となるホルモンを分泌する神経の働きを弱らせてしまい、結果的にメラトニンをうまく作り出すことができなくなってしまいます。
またストレスにより、自律神経が乱れてしまうと、睡眠中優位に働くはずの副交感神経と、緊張・興奮時に優位に働く交感神経の切り替えがうまくいかず、なかなか寝付けなかったり、リラックスして深い眠りに入ることができなくなったりしてしまいます。
不眠症の原因は複合的な要因が絡み合って起こっているので、一概には言えませんが、過度で長期的なストレスが原因という場合も多いと思います。
COCOTOREでは、脳もこころも身体もスッキリ!するために、脳波を整えつつ、その原因がストレスにある場合、そのストレスの芯の部分にアプローチすべくカウンセリングを行っていきます。
睡眠についてはすごく奥深い話になってしまうので、こちらも数回にわけて、今後も発信していきたいと思います。
参考:nishikawa 睡眠白書2024 ~日本人の睡眠調査~