短歌 スイーツ02 十首
従順な犬が好きだという君に
猫の目をして抗する私
ウィスキーボンボン一個で月にまで
行けちゃう君が羨ましいな
カスタードみたいに甘くなめらかな
恋を一度はしたいものです
甘苦いキャラメリゼなど罪なのだ
ルージュの跡が×をつけてる
遠い空シュガームーンに君がいて
想いを甘く塗り替えている
唇がジェリービーンズみたいだね
つねればぷにっと毒を吐き出す
欲張りはトライフルにも満たされず
恋や愛までトッピングする
ドーナツの穴の意味をよく考えて
キスをするのはそれからのこと
どうしてもプリンをプディングと言う君
誰に張ってる見栄なんですか
ほら早くその恋文を隠すべき
ペパーミントが邪魔をするから
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よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。