今はまだ振り返れずに辛くても
きっと笑って触れられるから
傷つけるよりも傷つく方がいい
黙して微笑う太陽の下
赤い糸 年季が入り織り成した
日々を想えばただ愛しくて
輝きを放つ言葉を探したら
いつもの夕餉にたどり着いた
曇り空くらいがちょうど心地よい
贅沢言わず泣き言言わず
陽を浴びるだけが取り柄なわけじゃない
隅には隅の役割がある
泣きたくて泣ける幸せ噛み締めて
また泣き出して最後に笑う
どこまでも歩いていけるポトポトと
君の言葉をサーチライトに
新しい靴をおろして出かけよう
月曜を返り討ちにしよう
ガタゴトと不様に生きているけれど
この音が好きとあなたは笑う
#note短歌部 #文縁の友 #チャレンジ中