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短歌 希望02 十首

今はまだ振り返れずに辛くても
きっと笑って触れられるから

傷つけるよりも傷つく方がいい
黙して微笑う太陽の下

赤い糸 年季が入り織り成した
日々を想えばただ愛しくて

輝きを放つ言葉を探したら
いつもの夕餉にたどり着いた

曇り空くらいがちょうど心地よい
贅沢言わず泣き言言わず

陽を浴びるだけが取り柄なわけじゃない
隅には隅の役割がある

泣きたくて泣ける幸せ噛み締めて
また泣き出して最後に笑う

どこまでも歩いていけるポトポトと
君の言葉をサーチライトに

新しい靴をおろして出かけよう
月曜を返り討ちにしよう

ガタゴトと不様に生きているけれど
この音が好きとあなたは笑う

#note短歌部 #文縁の友 #チャレンジ中

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笹塚 心琴 【B-47】文学フリマ東京39
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。