![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4756756/rectangle_large_18a2782bed75d203a1005bd14247a55a.jpg?width=1200)
短歌 恋愛02 十首
ライオンの気持ちがわかる気がしたの
あなたを噛めばザクロみたいね
その声で甘いラメント歌ったら
誰が惚れずにいられましょうか
夏カレー ナスやトマトとないまぜに
君を溶かして煮込んでみたい
夏風邪と思っていたこの熱は
どうも知恵熱でもないみたい
湯を注ぎその傲慢が開くのを
三分間は待っててあげる
血の味は恋のはじまりに似ている
私これから生きだすんだよ
足音が近づいてくる部屋の隅
シャドウの色を再確認す
鉄壁のそのプライドを崩したい
私という名の傷をつけたい
手に入れたはずのあなたが微笑んで
戦闘開始を宣告する
誰であれ君以外では意味がない
指輪だけなら代えは効くのに
いいなと思ったら応援しよう!
![笹塚 心琴](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173513262/profile_879f1c95143da3f8ecea2573e66067cd.png?width=600&crop=1:1,smart)