ビジネスで失敗する最大の原因はエゴと傲慢さ
ビジネスをやってると、次から次へと問題がやってきて、それを乗り越えていくことの連続です。
そして、その問題を乗り越えれなかった者は、一人残らず退場させられるシビアな世界です。
ビジネスにおける様々な問題を乗り越えることが出来ずにドロップアウトしていく経営者には、必ずと言っていいほど共通してるものがあります。
それは、エゴに支配され突き動かされてるということ。
そう。経営における戦略や技術的なことなんかじゃなく、人間の本質的なマインドの問題なんです。
よくあるのが「あぁ、そんなことなら知ってるよ!」と人の言う事や意見を真摯に聴こうとしない姿勢や在り方。
マーケティング一つとっても、その上っ面の表面的なことだけを知ってるのと、深く深く解像度も高く熟知しているのとでは、その実践においてまったく別次元のもになっていきます。
そうなれば当然結果も違ってくるわけで「そのぐらいのこと言われなくても俺はわかってる!」と傲慢な経営者は、上っ面の一かじりで思うような結果に繋がらず「マーケティングなんて意味ないわ!」とか言ってたりします。
そういう人は、なにやってもうまくいかないんですよね。
じゃあ、なぜ人はそうした傲慢なエゴに支配されてしまうのか?
それは頭の良さや知識云々ではなく、その人の内側の根源的なところで自信がないから。
内側の根っこで本質的な自信がないから、常に人と比べて自分を優位に立とうとする意識が働いてしまう。
もし内側から湧き上がってくる確信的な自信を持っていれば、人や周りがどうあっても自分が傷つくことなんて無いから、周りと比べて競争的になって優位に立とうとしなくても、まったく平気なわけですよ。
でも自信がないと、人と比べて自分が優位に立っていないことに劣等感を感じてしまい、メンタルがズタズタになって自分を保てなくなるから、意地でも優位に立とうとする意識が働いてしまう。
だから、人の意見や考えを素直に受け止めることが出来ずに「俺の方がもっと知識も経験もあるから、俺が正しいんじゃー!」と意固地になって独りよがりな経営をやってしまう。
また、こういう人はその自信の無さや劣等感から、同業他社をすごく意識してしまい、常にライバルの動向を注視して、負けないようにと力んでる。
そうなると、常に目を向けて意識してるのが同業ライバルになるので、いつしか顧客は置き去りになってしまう。
そんなちぐはぐなことをやってるうちに、常に顧客に意識を向けてマーケティングを実践し、アンテナを張り巡らせて様々なことを吸収消化しようと学び続ける意識を持つ経営者のところに顧客は奪われて、気付いたときにはジリ貧になっている。
勘違いしてはいけないのは、ビジネスはライバルに勝つ競争ではなく、自社の商品・サービスを通して顧客を豊かに満たしてあげること。
そう。
結局のところは経営者自身の心のあり方や価値観・生き方そのものが、最終的に経営そのものを大きく左右していくんですよ。
よく混同されがちなメンタルとマインドの違いですが、メンタルは精神の状態そのものを表す言葉で、物事にどう対処していくかという在り方や価値観がマインドになります。
その業界で必要になる技術的なことや、ビジネス上のテクニカルなことは同時進行でどこまでも高めて深めていけるけど、マインドが腐ってたらどうにもならんのです。
ビジネスをやっていきたいなら、経営者として成功したいなら、まずは成功する経営者のマインドに切り替えていかなくてはいけない。
経営者マインドセットが、そのビジネスの成長と飛躍の原動力となるし、一人の人間として豊かで幸せな生き方になるかどうかのカギとなります。
あなたは、経営者として、一人の人間として、成長し続け豊かで充実した人生を生きるマインドは備えていますか?
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