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信頼できるコンサルタントを見抜く重要なポイント4選

私もビジネスコンサルティングをやっているので、あまり大きなことを言えた立場ではありませんが、今のビジネスコンサルティング業界は玉石混合で、個々のレベル差があまりにも大きいように思います。

私がそう感じているぐらいだから、依頼される側はもっと感じているでしょうし、そうなるとどこに依頼すればいいのかわからず、結局コンサルに委託するのはやめよう・・・という判断をされる方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、シンプルで誰にでもわかりやすく、なおかつ確実性が高い4つの判断基準を解説しておきます。

この4つの基準を満たしていれば、本当に信頼してビジネスを推進していけるパートナーとなりえるコンサルタントであると断言してもいいでしょう。


1.身だしなみ・服装

まずチェックすべきは、その人の身だしなみや服装です。
ビジネスにおいて身だしなみや服装(装い)は、まず大前提として相手に不快感を与えないということが絶対条件です。

髪は清潔にカットされ整えられているか?
髭はちゃんと剃ってあるか?
歯は綺麗に磨かれているか?
爪は短く切ってあるか?
靴やかばんは汚れていないか?
シャツやスーツはヨレヨレでないか?
ネクタイがゆるんでいないか?

などなど、細かく上げればキリがないのですが、このようなところに抜かりがないかどうかはビジネスをやっていく上ですごく重要なポイントです。

「いや、見た目と仕事は別でしょ!」と思う方もいるかもしれませんが、先に書いたように身だしなみや装いは「相手に不快感を与えない」というのが絶対条件です。

わかりやすく例え話でお話しすると、あなたには懇意にしている上場企業の社長のAさんがいて、そのAさんとのプライベートな会食に、話しの成り行きであなたが仕事上で取引している会社の社長のBさんを呼んだとします。

もちろんBさんが参加することはAさんも了承済みで、その会食はプライベートなものではありながら、ビジネス上での紹介も兼ねたようなものだと思ってください。

場所はホテルの上層階のレストランです。

そこに現れたBさんは、ヨレヨレのチノパンに、ヨレヨレのシャツで第2ボタンまで開けて、足元は素足にサンダル。
髪もボサボサで口の周りは無精ひげ。

もしこのような状況になったとしたら、あなたはどう思いますか?

きっとAさんに対して申し訳なさと情けなさを感じるでしょうし、Bさんに対しては怒りを感じるかもしれませんね。

まぁ、この例え話は極端なものではありますが、このように身だしなみや装いは自分のためにするものではなく、相手のためにするものなんですよ。

これがレストランでの会食ではなくゴルフのラウンドだったとして、ゴルフ場に現れたBさんがビーチサンダルにヨレヨレの短パン、Tシャツ姿だったらどうでしょうか?

まぁ、そんな格好だとゴルフ場の受付で拒否されてラウンド廻れませんけどね(苦笑)

身だしなみや装いというのは、TPPOというキーワードがあり「Time(いつ)」「Place(どこで)」「Person(誰と)」「Occasion(何をする)」が重要で、その場その目的に相応しく、相手の立場や想いにをくみ取り、相手に不快感を一切与えないように整えておくこと。

そして、これが出来ないということは、その場の状況を適切に解釈して、相手の立場に立って考え行動し、物事を俯瞰的に見れないということを表しています。

そんな人が、あなたの会社の事業をより発展させていくためのコンサルティングができるでしょうか?

つまり、身だしなみや装いをTPPOに合わせてしっかりと整えてこれるかどうかは、コンサルタントとしてあなたの会社の理念や想い、ビジョンに共感し、そうした軸を共有して共に戦っていけるかどうかの重要な指標になるんです。

2.体型

2つめのポイントは体型で、これはその人が持って生れた身体的特徴や障害や病気等によってのことではなく、後天的に生活習慣によって作られていく体型のこと。

なぜこのような体型が判断材料になるかと言えば、この後天的に生活習慣によって作られていく体型があまりにもだらしないということは、自分に甘く、自己管理がまったく出来ていないことの表れです。

自分の自己管理が出来ない人なので、おそらく時間や約束にもルーズで、デスクの上や仕事場は散らかり、普段からだらしない生き方をしていると思われます。

そんな人にあなたの会社の命運を任せれますか?

自分自身の管理も出来ない人が、他人の会社の重要事項を管理して発展させることは無理です。

別に筋肉ムキムキのボディビルダーやアスリートのようになってる必要はありませんが、ある水準程度の自己管理をしっかりと行い、自分を律して生活しているかどうかは、重要なミッションを任せれるかどうかの大きな指標となるでしょう。

したがってあまりにも体型がだらしない状態にある人も、仕事上では信頼に値しないというのが現実です。

3.顔相・口調

これはその人の顔の相(顔つきや表情)や言葉遣いのことで、これも体型と同じく先天的なものや障害・病気等によるものではなく、日頃の生活習慣や生き方そのものが顔や口調に現れてくるもの。

僕ら人間の元々生まれ持った顔の美醜や言葉遣いというのは、後天的な要素によって大きく変わってくるものなんですよ。

例えば生活の日常が反社のような粗暴で低俗な環境にあれば、顔の相は険しくキツイものになって言葉遣いも乱暴な言い回しにになっていくし、なんの苦労もなくぬるま湯につかり切ったような人生を生きていれば腑抜けた面構えになり、どこかおどおどとして自信がない話し方になっていくもの。

僕ら人間の顔や話す言葉は、生き方がそのまま現れてくるものなんですね。

そうした顔相や口調や声のトーンなどが、しっかりとして凛々しさと優和さを備えているような雰囲気であれば、信頼してビジネスを共に戦っていくことができるでしょう。


4、傾聴

4つ目は傾聴で、実はこれが一番重要で一番難しいことになりますが、ここで傾聴について少し解説しておきます。

まず”聞く””聴く”は違うものです。

聞くことはある程度はできても、聴くというのは本当に難しいことです。

まず人の話を聞いている時、多くの人は聴いてるようで聴いていないんですね。

もし相手の頭の中の思考回路を映画のスクリーンのように映し出すことが出来たなら、きっと僕らは愕然とするでしょう。

自分が話してる最中、相手の思考はいろんなシーンに次々切り替わって巡っていて、こちらが話してる内容はごく僅かしかない・・・。

「いや、俺はちゃんと聞いてるよ!」という人も、相手の話を聞きながら、その内容について自分がどう思うかや、自分の価値観に照らし合わせて「これは、こういうものなんだよ」とか、次に自分が何を言おうかと考えていませんか?

もうこの時点で聴いていないんですよ。

聴くというのは、自分の主観や思想は一切介入させずに、相手の思考や想いに意識を集中させて、相手が話す一言一句を受け止めながら相手の想いに寄り添うという事。

こう考えると聴くことの難しさがよくわかるはずです。

そしてこの聴くということが出来ているかどうかを判断するポイントは、自分が言ったことの真意をちゃんとくみ取り、話を展開できているかどうか?なんですね。

今まで人との会話で「いや、そういう意味で言ってるんじゃないんだけどなぁ…」って思った経験は誰にでもあると思います。

それは、あなたの話すことに伝わりにくさがあったのかもしれませんが、相手がちゃんと聴けていなかったということもあるでしょう。

また会話中に相槌はするけど「うん、うん」「へぇー」「そうなんだ」だけでまったく会話が盛り上がらないって経験ありませんか?

これも聴いていないんです。

聴くというのは、相手の言ったことをちゃんと受け取って、それに対して何かを返して、また話してというキャッチボールが成立するもので、この対話のキャッチボールが成立すると、会話はどんどん展開して発展していくようになります。

こちらの真意がちゃんと伝わり、話が展開されて会話が愉しいと感じるかどうか?が相手が傾聴ができているかどうかの判断基準となります。

もし、コンサルタントにこの傾聴が出来ていないとどうなると思いますか?

きっとあなたのビジネスに対する想いやビジョン、方向性などはそっちのけで、コンサルタントの独断と偏見と価値観のみによってビジネスが左右されていくでしょう。

そうなることをあなたは望んでいますか?

だからこそ、傾聴というスキルが本物のコンサルタントには必須となるんです。

以上、4つの判断基準は決してコンサルタントだけにあてはまることではなく、ほとんどのビジネスパーソンにとって信頼してビジネスが出来るかどうかの重要な基準でもあるし、プライベートにおける人間関係でも大切な要素だと思います。

これら4つの基準は極めて特別なことでもなく、昔からマナーや一般常識として語られてきたものでもありますが、これらには奥深い意味と真理があるものです。

ビジネスコンサルタントというと経営全般に関する専門的知識や分析力などが重要な要素であることは確かではあるのですが、こうした知識や能力はその時々の時世によって変わっていくものでもあるし、常にアンテナを張って学びを深めていれば、誰にでも備えて高めていくことは可能なもの。

でも、そうしたテクニカルな部分ではなく、その人が人間としてどういう人なのか?という本質的な軸はなかなか変わらないものだし、一番信用性の高い基準だと私は思います。

このような判断基準をもって、あなたのビジネスパートナーを選んでみてください。

そこから、あなたのビジネスはワクワクするような未来が開けてくると思います。



P.S.自分でこう言ってる以上、私自身もこれらをしっかりと肝に銘じて、選ばれるコンサルタントでありたいと思います。



吉川正三 ココソラビジネスコンサルティング代表

オフィシャルサイト
https://cocosora-consulting.jimdosite.com/
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