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KIJIAUnouveau×こころや

「FRACTAL-布楽タル」

【日時】
2025年1月11日(土)〜13日(月)
11:00-18:30

【場所】
マルゼンボタンギャラリーと
KIJIAUnouveau

素敵なテーラ「KIJIAUnouveau」のさまざまな舶来羅紗で着物や羽織のご提案、こころやチョイスの奥深い和の生地でお洋服。和洋それぞれの上質さを生かしたコラボイベントの2回目です。


そもそもは天満橋での音色展の折に、マルゼンボタンギャラリーの隣にある「KIJIAU nouveau」さんへフラリと遊びに行ったのがはじまりです。舶来の上質な生地を、丁寧な縫製でフォルムにこだわって陳列されていたのを見て、良いお店やなと気になっていたのです。で、お伺いして色々お話をさせてもらい、やはり良いお店やと確信しましたから、ウールやカシミアで着物や角袖コートを作りました。

マルゼンボタンギャラリーの隣にある
「kijiau nouveau」

ウールの着物は明治以来一般的にあるものですが、とりわけ祖父の世代の皆さん方が上質なギャバや羅紗で、遊びこころたっぷりに、こだわって誂えておられるのを見て憧れたものでした。ただ誂えたくても、昨今は生地を扱うお店が少ないこともあり中々これといった出会いの伝手もなく、手をこまねいていました。KIJIAUさんで「見つけた!」と思いました。

私、洋装はしませんが、着物に合わせるシャツも誂えました。食べるものとお酒大好きなわがまま体型にピタリと合わせて下さって着心地の良いこと。また、お店で婦人物のお誂えもなさっていますから「着物地でワンピースを作ったらさぞかし美しいやろな」と思い、相談に乗ってもらったのです。

「服地で着物」「着物地で洋服」そうすると双方向に楽しめますし、知ってもらえます。洋が好きな方は和に入れるきっかけになります。和がお好きな方は上質な和の生地で洋服が出来ます。新之助上布や伊勢木綿で試しにこしらえましたが、生地の良さにびっくりされていました、誇らしくて嬉しかったです。皆さんに、新しい世界を知ってもらうキッカケになればいいな、私自身も新しいことをしてみたいし、洋装を知ることは和装に生かせることもあるとの思いから、会をはじめることになりました。和と洋のプロが、得意分野を生かしコラボして作り上げたいと思います。

価格は生地代と仕立て代です。
着物や羽織は仕立て代が4万円ほど、生地代と合わせますと8万円から10万円、生地によってはもっとですが、それはもう素敵なものなります。羽織ですとそこにコート裏代がプラスされます。服地の裏地の見本がたくさんありましてね、これがまたかわいいんですよ。和の生地は例えば、新之助上布のお代金に4万円弱の縫製代です。気になられる方はお問い合わせください、詳細お知らせできます。

新之助上布の本麻生地のワンピースです
片貝絞りのシャツワンピースです
左側がサマーウール
右がラシャどちらもスーツ地です
スーツ地で羽織も作りました
右のシャツワンピは新之助上布の綿麻
SOLARO(ソラーロ)で着物を作りました、同生地の洋服との違いが一目瞭然。英国人が植民地で紫外線から肌を守るために開発された服地で、表が紫外線を反射するカーキ色、裏は肌を守るための赤色になるように織っているため、玉虫のような光沢があります。
夏や単向きの「ポーラ」を使ったもの、同じ生地です

せっかくなのでこだわって「ちょっと良きもの、かっこいいもの」を集めて誂えたいと思っています。一般的な既製品の価格よりは値は張りますが、別誂えであることなど、お値打ちは感じて頂けるかと。皆様のお運びをお待ちしております。

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