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2021年12月31日

今日のココ日(ココルーム日記)
ココルームでは、まかないご飯の後はいつも大量の皿洗いで大わらわ。
食器洗いのスポンジもあっという間にくたびれてしまう。
循環型社会形成に取り組んでいるココルームとして、スポンジを買っては捨て買っては捨てするのは望まないところである。
とは言えクタクタになったスポンジで大量の食器を洗い続けるのは正直辛い。
そんなある日、シンクに見慣れないスポンジが置かれていた。
クリーム色でふわふわとしたそのスポンジは、なかなかの泡立ちでボリューム感も良く、積み上げられた食器と格闘している僕の気分を上げてくれた。
今日の午後、穏やかな時間が流れるココルームのテラスで代表の假奈代さんが何かをチョキチョキしていた。
「それ何?」
「使わなくなったマットレスよ」
「なんで小さく切ってるの?」
「スポンジ」
「え?」
「ス・ポ・ン・ジ」
「ま・さ・か」
ココルーム、なんと皿洗いのスポンジを(代表が)自作しておりました。
「これけっこう良いでしょ」
そう言って楽しそうに古マットレスをカットする假奈代さんを見ていると、こういうささやかな行為の積み重ねこそが、社会の一員としてのココルームの態度表明なんだろうという気がした今年最後の日だった。
皆さん、今年もココルームを応援してくださってありがとうございました。
新しい年が愛と優しさに満ちたものでありますように。
来年正式に釜ヶ崎芸術大学としてスタートするこの場所で皆さんと出会える日を楽しみにしています。
(書いた人:テンギョー)

現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています