2021年12月15日
今日のココ日(ココルーム日記)
今日は週に一度のケエコズキッチン。
ケエコさんが来るとココルームのキッチンが途端に明るくなる。
視力を失いつつあるケエコさんの目になって道具や具材を用意する人たちも、ケエコさんのテンションに上げられて笑い声が絶えない。
僕はいつもケエコさんから「テンギョーが喋ると頭の上からうるさい声が降ってくんねん!」と愛情たっぷりにドヤされている。
今日はキッチンでサポートしていたミサトさんに聞かれていた。
「ケエコさんおいくつなんですか?」
「私57歳!」とケエコさん。
「えー!俺は自分が57歳でそんなに元気でいられる気がしない!」と僕。
「そうなん?人はね、50歳までは親からもらった人生って言われてんねん。人生50年ってよう聞くやろ。せやから50歳超えてからが本当の自分の人生の始まりなんやで」とケエコさん。
僕は日頃から50歳が自分の生命力の限界なんじゃないかと感じていて、友人たちにもそう話したりしているんだけれど、ケエコさんはそんな僕に暗に喝を入れてくれたのかもしれない。
誰よりも人の心が見えているんだよね、ケエコさん。
(書いた人:テンギョー)
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現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています