大塚紀廣がっつ心理屋ココロノカカリ

世のため人のため自分のために生きる1976年生まれ男。臨床心理士。公認心理師。キャリア…

大塚紀廣がっつ心理屋ココロノカカリ

世のため人のため自分のために生きる1976年生まれ男。臨床心理士。公認心理師。キャリアコンサルタントと産業カウンセラーは失効。メンタルヘルスに関わる日々の所感を心理学に絡めて書き留めています。オンライン心理カウンセリングルーム cocoro no cacari を運営してます。

マガジン

  • ココカリ心理学コラム

    心理屋としての考え、私見も混じります。自分自身の整理と、人々のメンタルヘルス保全のために。/心理学/臨床心理学/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/心理カウンセラー/セラピスト/エッセイ/随筆/本/コラム

  • 日乃心記

    エッセイ/コラム/日記/心理学/臨床心理学/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/心理カウンセラー/セラピスト/

  • 臨床心理士への随録

    大学院入学から臨床心理士になるまで/2018.3-2020.12/心理学/臨床心理学/臨床心理/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/心理カウンセラー/セラピスト/大学院/随筆/本/コラム

最近の記事

  • 固定された記事

オンライン心理カウンセリンルームを独立開業しました|ココカリ心理学コラム

開業といっても、ECサイト上に店を構えただけですが、それでも一国一城の主になったことに変わりはないので、世のため、人のため、自分のために、誠実に運営していきたいと思っています。 オンラインで行う心理カウンセリングルームです。予約遷移の簡便さ、管理画面の容易さから、プラットフォームはMOSHを利用することにしました。 cocoro no cacari|オンライン心理カウンセリング サイトはこちら ご提供するカウンセリングは2種類です。まずは対話を基本としたカウンセリングで

    • コーチングと心理カウンセリングを対比しながらイベント聴講した話|ココカリ心理学コラム

      THECOACH × ポジウィル|キャリアアップにコーチングをどう使うか?|コーチングスクール代表対談イベントがあり、現場の空気感も味わいたくオフラインで参加してきました。両社ともコーチングスクールを運営する競合なのに、業界全体を盛り上げていきたい!という熱意の一致で手を取り合う姿勢がすばらしいです。 よくよく聞いていると、競合ではあるもののがっぷり四つではないのですね。 国際コーチング連盟ICF認定のコーチングスクールから始まったTHECOACHと、キャリア支援のポジウ

      • これからの対人支援者へ5つの提言|ココカリ心理学コラム

        リクルートで営業職を始めた26歳時、キャリアを積んだ先輩方が、豊富な過去事例や自身のケーススタディを営業トークに絡めているのを横で聞いて、会話に説得力があるなあと感心するやら、そういう引き出しがない俺はどう営業すればいいんだと嫉妬心に駆られたり自信喪失したり路頭に迷った経験があります。 何をするにも最初は誰でも初心者です。知識や実体験を積むことで成長していきます。心理カウンセラーも同じです。 私は40歳から心理の専門家へ転身したため、心理カウンセラーとしては10年にも満た

        • スポットライト効果〜誰もが俺に注目している|ココカリ心理学コラム

          スポットライト効果とは、自分が実際以上に他者から注目されていると錯覚してしまう認知の偏りである。この影響を受けると、まるで自分にだけスポットライトが当てられ、そこに居る全員が自分に注目していると考えてしまう。これ、側から見ればただの自意識過剰なのだが、当の本人は結構きつい状況である。 見られていると感じる部分は、自分自身の劣等感(気になる部位や嫌な癖など)なので、注目され他人から丸見えになっていると思うと苦しくなる。自分が気にしていることを他者も同じくらい気にしていると判断

        • 固定された記事

        オンライン心理カウンセリンルームを独立開業しました|ココカリ心理学コラム

        マガジン

        • ココカリ心理学コラム
          174本
        • 日乃心記
          15本
        • 臨床心理士への随録
          167本

        記事

          日本心理臨床学会inパシフィコ横浜に参加してきました|ココカリ心理学コラム

          2024年8/23〜25に、パシフィコ横浜会場にて、第43回 日本心理臨床学会 対面大会(Web大会は9/20〜10/17)が開催されました。この学会名称、「日心臨」と略されるみたいです、知らなかったなあ。 日心臨学会の参加は2回目です。初回は大学院生時に、運営バイト員として参加しました。臨床心理士として、聴講者として参加するのは今回が初でした。 メインホールで催されたシンポジウムでは、登壇された先生方が熱い討論を繰り広げられ、心理という領域特性からくる成果の見えにくさを

          日本心理臨床学会inパシフィコ横浜に参加してきました|ココカリ心理学コラム

          モチベーションあるのに行動できない|ココカリ心理学コラム

          「モチベーション」をテーマにした講義を依頼され、あらためてモチベーションについて調べてみた。 まずは言葉の定義からだろう。普段何気なく口にしているが、きちんと考えてみると多義的に使っている。「モチベーションが上がらない」は動的な意味合い、「それを継続できるモチベーションってどこにあるんですか」はモノ・コトを指している。辞書で調べてみると、出典によりバラバラ、やはり多義なのだ。以下の説明がしっくりきたので、今日はこの定義で進めてみる。 モチベーションの構造図解すると、このよ

          モチベーションあるのに行動できない|ココカリ心理学コラム

          書く効果〜このポストで資格取得前のコラム数を上回った話|ココカリ心理学コラム

          大学院入学直前の2018年3月から「臨床心理士への随録」のタイトルで心理学コラムを書き始めました。内容は、大学院での学び、臨床での気づき、個人の所感などで、資格試験の合格通知が手元に届いた2020年12月までの3年弱で、その数は167本に達していました。 臨床心理士資格を得てからは、タイトルを「ココカリ心理学コラム」に変更し、見習いではなく玄人の構えで、引き続き文筆を重ねてきました。今回のコラムがポスト169本目です。超えてきたなあと。直接的に心理学に絡まないエッセイ「日乃

          書く効果〜このポストで資格取得前のコラム数を上回った話|ココカリ心理学コラム

          有酸素運動中に思考がシャープになるエクササイズ効果|ココカリ心理学コラム

          体を動かすこと自体は好きなのですが、マラソン・ランニング・ジョギングの類は嫌いなんです。たぶん、小中高のサッカー部で、たくさん走らされて苦しかった記憶がこびりついてるのでしょう。大人になってからのジョギングは、体力勝負のサッカーで自分らしいプレーをするための基礎強化という意味合いでした。 2023年4月にシニア草サッカーを引退して以来、一度もジョギングしてません。やっぱ俺はジョギング嫌いなんだなと確信しています笑。その代わり、毎週ロードバイクを漕いでます。程よい有酸素運動で

          有酸素運動中に思考がシャープになるエクササイズ効果|ココカリ心理学コラム

          遊びの深層心理テスト〜プレゼントが意味するのは|ココカリ心理学コラム

          誕生日、クリスマス、お祝いの席、節目の場など、プレゼントを贈り贈られる機会って結構ありますよね。プレゼントには贈る人のこころがつまっているものです。「それいけ×ココロジー 真実のココロ」(青春出版社)に掲載されている、心理ゲームを紹介します。それでは、参りましょう。 ※ ※ ※ どうぞ、想像してみてください。 ・ ・ ・ ・ いかがでしょう? ・ ・ ・ それでは解答(解釈)編です。 ※ ※ ※ プレゼントはいわばあなたのこころ。この心理ゲームでプレゼントが語ってくれ

          遊びの深層心理テスト〜プレゼントが意味するのは|ココカリ心理学コラム

          性被害トラウマの再現性|ココカリ心理学コラム

          先日参加した事例検討会のテーマで性被害が取り上げられ、体験者は再び引き寄せる現象があるみたいな発言があり、それは事実なのか、どう解釈できるのかなど、改めて調べ直してみました。 疫学的な情報でいうと、内閣府の調査によれば、無理やり性交等を受けた経験がある人は、女性で14人に1人、男性で100人に1人だといいます。 性被害はトラウマになりやすい。これは想像に難くないでしょう。 トラウマが現在の生活に与える悪影響は多岐にわたります。精神面では、PTSDによるフラッシュバック・

          性被害トラウマの再現性|ココカリ心理学コラム

          臨床心理士の事例検討研修in大阪に参加してきた|ココカリ心理学コラム

          来年の資格更新の目的もあり、今年は例年以上にポイントが付与される勉強会や研修会に参加しております。先日は大阪開催の事例検討会に行ってきました。 わざわざ大阪まで出向いた理由。それは勉強熱心…ではなく笑、提供事例が採用されると交通費補助が出るという外発的動機づけにほだされたからです。エントリー叶わず今回は見送りになってしまったので、遠征費かけてまで行く必要はなかったのですが、来年の採択を見据えどんな事例が選ばれたのかを確認するため、精神分析色が強い関西圏の先生方との一期一会セ

          臨床心理士の事例検討研修in大阪に参加してきた|ココカリ心理学コラム

          認知療法はメンタルに強い心身を育む|ココカリ心理学コラム

          汎用性が高く、多くの方に効果が期待できる心理療法に、認知行動療法(以下CBT)があります。 CBTを語る上で外せない概念が、認知行動モデルです。ここでは人に起こる問題は「環境」と「個人」の相互作用、つまり環境という刺激に対し個人が反応することで生じる、という前提に立ちます。個人の反応は認知・行動・気分・身体に表れます。このうち、自分が統制できないのは気分と身体です。悲しい気持ちをこの瞬間に楽しいに変えてと言われても無理ですし、動悸を止めましょうと言われても止めることは難しい

          認知療法はメンタルに強い心身を育む|ココカリ心理学コラム

          自分のことを嫌いでも自己肯定感は高められる|ココカリ心理学コラム

          「自己肯定感が低くて、自分を好きになれない」と相談されることがあります。自分を嫌いな人が自分を好きになるのは結構困難な作業になりますが、自己肯定感を高めたいのであれば、必ずしも自分のことを好きになる必要はないので、前者よりは比較的容易に変化を起こせるかもしれません。 自己肯定感を定義すると「ありのままの自分を肯定すること、自分を価値ある存在だと受け入れられること」です。言い換えれば「自己受容」です。 自己肯定感=自分の事が好き、ではありません。 自己肯定の対義語は自己否

          自分のことを嫌いでも自己肯定感は高められる|ココカリ心理学コラム

          行動力を引き出す最強の技術はイフ(if)ゼン(then)プランニング|ココカリ心理学コラム

          「思うばかりで行動に移せない」この悩みを解決してくれるイフゼンプラン二ンングをご存知でしょうか。最強テクニックです。 「(if)もしXが起きたら、(then)行動Yをとる」と、前もって決めてノートに書いておくことで、行動を促す手法です。 このマイルールを繰り返し目にすることで、脳はそこに書かれた仕組みに従うようになります。NLP理論に沿った手法です。 また、認知行動療法の観点からも有効性が窺えます。ネガティブな自動思考やそれに伴う負の感情を無視して、決められた行動を行う

          行動力を引き出す最強の技術はイフ(if)ゼン(then)プランニング|ココカリ心理学コラム

          不安と可視化の心理学|ココカリ心理学コラム

          臨床心理士資格の更新が来年やってくる。研修参加や執筆などの心理士活動を行い、5年間で15ポイント以上を貯める必要がある。領域指定などもあるので、管理は少し複雑だ。私はこの3年半で数ポイントを獲得しているはずだが、どの領域で、結局何ポイント持っているのだろう。この夏にいくつかの研修や学会に参加予定なのだが、それはどの領域の何ポイントになるのだろう。あと何ポイント稼いでおけばいいのだろう。数ヶ月前から不安を感じていた。 「不安」を辞書で引くと、「何かが気がかりで、落ち着かない(

          不安と可視化の心理学|ココカリ心理学コラム

          バリ島で回収したもの|日乃心記

          夫婦水入らずで、バリ島に8日間行ってきた。 うちはお互い26歳で結婚しすぐに子どもが産まれたので、DINKs期間がなかった。私は結婚する直前は心理系大学院進学を目指すフリーターだったのでお金もなく、婚約指輪も買えなかったし、妻にはそれ系のいい思いをさせてあげられなかった。これまで一緒に歩んできてくれた恩返しのひとつにはなったかなと思っている。 大学時にタイで3週間バックパックを背負いアジアの美しさと面白さを知り、次はバリ島と焦がれて25年が経ち、今回ようやく当時の想いを回

          バリ島で回収したもの|日乃心記