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[プロレス] 私的プロレススーパースター烈伝#73 リック・フレアー

本日は狂乱の貴公子・リック・フレアー選手のお話です。

リックフレアー選手の技ということに関して言えば、足殺しからの4の字固めというパターンが有名になっております。

リックフレアー選手というのは実を言うと少ない技で、多彩な試合を組み立てる選手として有名なんですけれども、実を言うとオリジナルムーブというのはそれほど多くはないわけなんですね。

合で少ない技数で試合を組み立てる選手として有名なんですけれども実を言うとオリジナルムーブというのはそれほど多くはないんです。

例えばリックフレアー選手の Wikipedia を見るとわかるんですけれども、彼のページだけ、「やられ技」っていう項目があるんですよね。これで非常に面白いところであります。

あの手を前に差し出して許しを請うというポーズも、実を言うとオリジナルではありません。

元祖は、初代ネイチャーボーイであるバディロジャースから盗んだものだという風に言われています。

また前のめり受け身であるとか、コーナーからのデッドリードライブというフレアー選手の見せ場があるんですけれども、これはレイ・スティーブンス選手から盗んだものだという風に言われています。

そして後期 wcw 時代などで良く対応していたら、タイツが下にずれる尻出し、これはディックマードック選手から受け継いだものだという風に言われています。

他にも、ダイビングクロスボディを使っていた時期があるんですけれども、これは、リッキー・スティムボード選手を見ていて、自分もかっこいいからやってみたい、というのが動機だったらしいですね。

このようにいろんな選手の良いとこ取りをしている、っていうのがリック・フレアー選手の面白いところなんですけれども、すごいのはこれらのオリジナルではない技を、自分のものにしているところなんですね。

いろいろな先人たちの技を盗んで、自分のものにしてくれって言うのは非常に大切なことではないかと思うわけです。

新しい技を作り出すっていうのはもちろん大切なことでもありますし大変なことだと思います。けれど、先人たちが使っていた技を自分のものにしていくっていうのもやっぱりプロレスラーの能力の一つでもあります。

フレアー選手はそういう意味においては、非常に高い能力を持っていたと思います。



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 プロレス観戦記書き | せかぷろ | プロレス“ザ・モンスター”ハラダ
両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。