ハヤブサ

私的プロレススーパースター烈伝⑩ハヤブサ

今回は"不死鳥"ハヤブサ選手のご紹介です。ハヤブサ選手は1991年、FMWの入団テストを受けて合格。1991年5月5日、アミーゴ・ウルトラと組んでレイ・パンディータ(現:フライングキッド市原)&上野幸秀(現:超電戦士バトレンジャー)戦でデビューします(当時は素顔の江崎英二)。

この若手時代に私は初めて江崎選手の試合を生観戦しています。

1993年10月、海外遠征に出発してメキシコのWWAを中心に活動していましたが、1994年4月に一時帰国して第1回スーパーJカップに出場。獣神サンダー・ライガーとの試合でインパクトを残してトップレスラーへの足がかりをつかんだのは有名な話です。

これも生観戦しましたが、1995年5月5日、FMW川崎球場大会において大仁田の引退試合の相手を務めます。その後は「新生FMW」のエースとして団体を引っ張る立場となりました。

2002年にハヤブサ選手は試合中の事故によって車いす生活となってしまいます。しかし、ハヤブサは決して絶望しませんでした。懸命なリハビリともう一度リングに立つという情熱をもって、生き様でプロレスを見せるようになっていったのです。

車いす生活になっても決め台詞の「お楽しみはこれからだ」をわすれることはありませんでした。

だから2015年夏、ハヤブサを生で見たときは本当にうれしかったし、リング下からだったけどしっかりとした言葉で、はっきりと「お楽しみはこれからだ」と言い放ち、この日一番の歓声を集めていたのです。

まさかその時はハヤブサ選手との今生の別れになるとは夢にも思っていませんでしたが…


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 プロレス観戦記書き | せかぷろ | プロレス“ザ・モンスター”ハラダ
両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。良い記事だなと思ったらチップをおねがいします。