第5章 1縫い目について
縫い目構造から分類すると、縫い目は本縫いと環縫いの2種類しかありません。
1-1 本縫い
本縫いは上糸と下糸で出来ています。ミシンの釜と呼ばれる部分に下糸が巻かれたボビンを装着。針に通った上糸が布を貫通して釜の中の下糸とからんで縫い目が作られます。
生地の合わさった真ん中で上糸と下糸が交差するのが良い縫い目。
本縫いミシンの縫い目形成をわかりやすく解説してくれています。↓
1-2 環縫い
環縫いには非常に多くの種類がありますが、生地の裏側にまわっている糸も全て機械の上から供給されるのが特徴。生地の下側(ミシンの下側)に上から供給された下糸がルーパーによって、生地を貫通した上糸とからみ縫い目が作られます。
比較的わかりやすい縁かがりロックミシンの動画。これも環縫いの一種。