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わたしだけの「色」を出していくには?

我が家の近くには、木組みの古い建物が残る村があり、
その多くには、窓の脇に鎧戸が備えつけられている。

その中で、鎧戸の色が他と全く違うものが一軒あるのだ。
2、3年ほど前に住人が変わったのか、建物の改築がおこなわれ、
鎧戸の色もドアの色も変わった。

その色がわたしはとてもステキ!だと感じている。
グレーがかった水色のような何とも言えない色。(↓こちら)


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ある時、村に住む年配の知人にこの話をしたところ、

「実際はね、記念碑保護法があるから、この村の古い建物は、
昔通りに緑色でなけりゃいけないんだよ。あの建物みたいにね」

と説明してくれた。(↓こちら)

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それを聞いてからは、この色ステキ!だけでなく、
ここの住人は勇気ある!と思うようになった。

こんな小さな村で、住人はほとんど顔見知りという環境で、
規則に従わず、他の家と全く違う色を外に塗ってしまうなんて、
なかなかできるものではないと思う。


そこで、思い出した動画がある。
元プロ野球選手のイチローさんが、子ども達の相談にのるというものだ。
(【おしえて!イチロー先生】)


女の子が、イチローさんに質問する。
「『出る釘は打たれる』と言うのですけど、打たれないようにするには、
どう過ごしていったらいいですか」


イチローさん、一言。
「ああ、それは、簡単ですよ。もっと出たらいいんですよ。
突き抜けたらいい。突き抜けたら、人はこいつはもう手に負えない
となるので」

痛快だ。


この建物の住人も、きっともう突き抜けているのだろう。
誰も干渉していないようだから。


同時に、自問する。
他人からどうみられるかを気にせず、
自分自身に忠実であれるか。
自分を大事にして、
自分の言動を決めていく勇気をもてるか。


すぐには、突き抜けられそうもないわたしがいる。

でも、打たれ強くなっていくのはできると思う。

日常のささいなことでも、納得いかないことや、
どうしてもNoと言いたい場面では、
出る釘になろう。


それで打たれても、また出よう。
『嫌われる勇気』をためされても、
自分にしっかり寄り添うためには、出る釘になりたい。


こうして、心の筋トレを続けていったら、
いつかは突き抜けて、
わたしだけの「色」を出していけそうだ。



Reiko

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【おしえて!イチロー先生】




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