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自分で選んでそこにいるという感覚が薄い人


チームに不満がある。
指導者や仲間に不満がある。
いつもモヤモヤしている。伸び悩んでいる。

そんなアスリートのなかに、自分が選んでそこいるという感覚が薄い人がいる。

過去わたしがまさにそうだった。

実業団チームに入ったとき、入社式の直前に、会議室に選手・スタッフ全員が集められた。
スクリーンでスライドを見せられながら、新監督就任を知らされた。

大学から実業団チームに入ると決めた際、自分なりに色々考え。監督さんの人となり、自分との相性も考慮した。

だから、突然の監督交代の発表に驚いたとともに、怒りが沸いた。
でも、そのとき、その感情を無視し「そんなものなのかも」と思うことにした。

実際、社会一般的にみると、人事なんてそんなものだったのかもしれない。だか、わたしは自身から湧きでた衝撃(驚きと怒り)を無意識に無視したのだった。

無理やり自分を納得させながらも、いつも心のどこかで「別にこの監督の元でやりたかったわけではないし」という気持ちを持っていた。

だから、自分がうまくいかないかったとき、いつも心のどこかで、チームや監督のせいにする気持ちがあった。

だけど、実際には、不満のあるチーム、不満に思う監督のもとに、身を置く選択をしていたのは自分自身だった。

監督交代を知った時点で、チームを辞める選択をしても良かった。
不満が募った時点で、他の所属先を探す選択をしても良かった。

だけど、所属先がなくなってしまうかもというリスク。これまでの仲間に嫌われてしまうかもリスク。それらに無意識に恐怖があった。

チームから離れる選択をすることはなかった。

自分で選んでそこにいるという感覚がないと、問題が起こったときに、自分事にならない。

問題に正面から向き合うことが難しくなったり、大変なことに向き合う際も、誰かにやらされているような感覚になる。

チームに不満があったり。指導者や仲間に不満があ。いつもモヤモヤしている。伸び悩んでいる。そんなアスリートは、

⚪︎どのような経緯で自分はいまそこにいるのか
⚪︎いまいる環境で受け取っているメリット
⚪︎いまここから何を選択しても良いとしたら、何を選択をするのか

を、自分のなかで確認しておけるといい。

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