生きるということ
今、世界中で、人々が見えない敵と闘うために、行動を制限され、本来の生活が送れなくなり、おそらく大勢の人が何らかのストレスを抱えていることでしょう。
私も例外ではないその一人ですが…
私たち人間が生きていく中で、何気なくいつも抱えているもの…
それは『欲求』です。
今、こうして人との関わりや社会的活動が絶たれてしまい、中には「生きがい」や「やりがい」ひいては生きるモチベーションを保てなくなっている人も多いはず…
今は生きていくための最低限の行動だけが許されていると言っても過言ではないのでは?
生きるために
『食べる』『寝る』この2つが可能であれば私たちは生きることができるでしょう。
でも、なぜそれだけでは楽しくないのか。
マズローの欲求5段階説をご存知ですか?
マズローの欲求5段階説
(マズローノヨッキュウゴダンカイセツ)
人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が充たされると、より高次の階層の欲求を欲するというもの。
マズローの欲求5段階説|モチベーション向上の法則 より
アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー(1908.4.1-1970.6.8 人間の自己実現を研究対象とする「人間性心理学」の最も重要な生みの親)が唱えた「自己実現理論」の一説。「マズローの欲求5段階説」と呼ばれ、人間の欲求を5段階で理論化したものです。
下図のように、人間が持つ欲求は5つの階層に分かれ、ピラミッドのように上へ行くほど狭まりながら連なっているとされ、近年ではビジネス上でも、マーケティングやマネジメントの局面で取り入られています。
第一階層の「生理的欲求 Physiological needs」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい・飲みたい・寝たいなど)。この欲求がある程度充たされると次の階層「安全欲求」を求めます。
第二階層の「安全欲求 Safety needs」には、危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
この「安全欲求 」が充たされると、次の第三階層である「社会的欲求(帰属欲求)Love / Belonging needs」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めるようになります。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求といわれます。
そして、次に芽生える欲求は、第四階層である「尊厳欲求(承認欲求)Esteem needs」(他者から認められたい、尊敬されたい)です。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
「尊厳欲求」が充されると、最後に「自己実現欲求 Self-actualization needs」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)が生まれるとされています。
人間…人の間で生きられない今
一人の人として出来ることは何か
まもなく訪れる5Gの時代(もう来てる?)には、今までの常識では考えられない異次元的な空間が現実になり、マズローの欲求階層説がどこにいても叶えられる世界に変わる日も近いかもしれませんね。
よりよく生きるために、今この状況だから出来ること、発見出来ること、実現できることを探して毎日を生きたいものですね。
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