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「人は人を壊せる」

誰かが言ってた言葉。

11月の日記にメモしてたらしい。

たまたま目に留まったので載せます。


めちゃ響いたの

「人は人を壊せる」

「加害者に壊されたこの心だけど、それで親とか恋人を苦しめて壊していってるようでものすごく辛くなる時があります」

「加害者のような悪で人を壊す人はいなくなって欲しい」

「壊された人が助けてくれる優しい人を壊さないように保障とか制度をしっかりして欲しい」

本当に、最後のが刺さりました。
壊された私が、優しすぎるくらい優しくしてくれた上司を壊してしまったんだって。


11月の私が、そう日記に残してた。

誰の言葉なんだろうか。

当たり前で、何気ない言葉かもしれないけど
私はこれに救われた。

PTSDの症状であることは分かってたけど、上手く自分の中で整理出来ていなかったから。


私は事件の後、苦しさのあまり周りに助けを求めすぎて、怒りをぶつけすぎて、
たくさんの周りの人を傷付けてしまった。

気付いた時にはもう遅かった。

私の場合、会社内での事件だったので、
特に、当時の直属上司を必要以上に頼りすぎてしまった。

プライベートにまで侵食した。
完全に依存していたんだと思う。

いつしか目を合わせて貰えなくなり、
存在しないものとして扱われていた気がする。

あんなに毎日助けてくれていたのに。
事件前も、当たり前のように会話していたのに。


2週間経ってもその状態が続いたことがどうしても我慢出来なくなって
自分の行動を顧みずに、上司を問いただしてしまった。(というか怒りをぶつけてしまった)

上司からは

「いつも自分のことしか考えてない」
「LINEも返して、電話もしてやって、じゃあ俺はどうすれば良かったんだよ」
「怖いって言うけどこっちだって怖いんだよ」

と言われた。

たくさん怒鳴られて  睨まれて  終わった。

(勿論、大人だしこれだけじゃないんだけどね。)

自業自得だ。
でも、その当時の私には全然分からなかった。

その後PTSDの診断を受けて、少しは自分の行動の異常さが理解出来た。

でも、全ての関係は終わった。
関係が修復する前に上司は交代した。


そして11月、たまたま「人は人を壊せる」って言う文字を目にした。

その通りだった。

ここから私は、
「被害者だから」って何でも許されようとするんじゃなくて
何で分かってくれないんだと泣きわめくだけじゃなくて

もっと周りを大切にしようと思った。
周りと向き合おうと思った。
相手のことを考えたいと思った。

もちろん、全て加害者のせいであることはわかってる。

でも、一度壊れた関係は、もう二度と修復できないから。

被害を受けたこともトラウマだけど、人との関係が壊れてしまったことはもっともっとトラウマかもしれない。

当時の上司はまだ、私のことを憎んでるのかな。

存在を忘れたいと思っているのかな。

人生の汚点だと思われてるのかな。

考えても人の心なんて分からないから無駄なんだけどね。

忘れたいけど、この時のことを教訓にしたいと思ってる。
そして、二度と同じことを繰り返さないようにしたい。

私は頑張る。私は生きる。

#PTSD #性被害のその後


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