COCONIWA - 庭は、小さな森

ガーデンデザイナー Kunihiro SUZUKI 心庭代表 「庭は、小さな森」をコン…

COCONIWA - 庭は、小さな森

ガーデンデザイナー Kunihiro SUZUKI 心庭代表 「庭は、小さな森」をコンセプトに外構・庭づくりをとおして誰かを豊かにする仕事をしています。人だけでなく、木も草も虫も鳥も豊かに暮らせるような場所がいい。 coconiwa.com

最近の記事

ガーデンデザイナー、建築家石上純也講演会に行く

建築家の石上純也さんの講演会。とても面白く発見があった。 建築家の講演会にはよく参加させてもらうのだが、今回の石上さんは特に話を聴いてみたい建築家の一人だった。この講演会は去年から申し込んでいたので、話を聴く前に実作を見ておきたいと那須にある水庭を見てきた。 水庭は、栃木県の那須高原にある宿泊施設内の場所にあり、ランドスケープ的な作品だ。400本余りの樹木を移植して牧草地だった場所に池と林を創り上げた。これを見ていたので、講演会での水庭の話はとてもよくわかった。 この水庭で

    • 庭づくりの話 <生き物が棲む庭>

      ひとつの庭ができるまでの話。 敷地もクライアントも特別な巡り合い。二つとないそこだけの庭をどうつくるか。いつも気持ちをまっさらにして先入観を持たないように気を付ける。 今回は、タイトルにあるように生き物が棲む庭の話。どんな生き物が棲んでいるのかというとメダカ、カエル、トンボ、アシナガバチ、シジュウカラなどの鳥たちなどたくさんの生き物が棲みついてくれた。もともと一般的にどこにでもある造成された分譲地で、何もないような場所だった。 クライアントとは、知人を通じて知り合い最初の打

      • ガーデンデザイナーができるまで 

        ガーデンデザイナーとして独立して12年。 最初から目指していたわけではなく、紆余曲折ありながら現在の仕事にたどり着いたこれまでの半生をお話しします。 誰かの参考になるかどうか。 現在は、ガーデンデザイナーとして庭や外構の仕事をしています。独立は12年前。それ以前に5社の会社を経験しました。 まず、18歳の頃、庭の仕事には興味はなく、その頃興味を持っていたのはコンピュータ関係のプログラミングなどでした。自宅で簡単なゲームなどをつくっては遊んでいました。その流れで工学部の情報工

        • ガーデンデザイナーって、どんな仕事?

          ガーデンデザイナーとは、何か? とても一言では言えません。 というのは、はっきりした定義がないため、人によって仕事内容にばらつきがあるからです。ここでは、アトリエ心庭のデザイナーである、私の個人の仕事内容をご紹介しましょう。 ガーデンデザイナーはその名の通り、住宅の庭や外構を設計し、施工管理する仕事です。店舗の仕事もありますが、少数ですね。主に住宅の庭と外構の依頼が多くあります。新築とリフォームもどちらも設計しますが、今はリフォームが8割程度です。やっぱり15年以上経ってく

        ガーデンデザイナー、建築家石上純也講演会に行く

          自然の庭をつくりたくて。

          私は、ガーデンデザイナー。 庭を鳥や虫が来るような場所にしよう。そんな庭をつくるというと、多くの人は引いてしまう。最初は虫が来ない庭が欲しい、そんなお客様が多かった。でも、独立して、アトリエ心庭を設立して12年。少しずつ、虫や鳥、トカゲなどの爬虫類も大歓迎。そんなお客様も増えてきた。自分が目指している世界に共感してくれる人が増えている。そう思う。 自然の庭は、実際どんな場所なのか? いくつかの自然の庭を経験して言えることは、どのくらい自然を受け入れられるかで、楽しさは変わる

          自然の庭をつくりたくて。