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厳しさは、必要な厳しさと不要な厳しさがある

歌って走る人材定着コンサルタントの
ゆっぺと申します😀

今日は「厳しさ」について書きます。

組織心理学研修の中で、
部下との関わり方を北風と太陽の話に
なぞらえて話すことがあります。

部下に対して圧力の強い語気で、
命令と強制を中心とする北風型の関わりをするより、

安心感・優しさを感じる口調で、
質問と承認を中心とする太陽型の関わりをした方が、
部下が自立型で前向きに育ちやすい、

という話をします。

すると、受講生の方から、

「部下を甘やかせということですか?」

という質問を受けることがあります。

ここでお伝えしたいのは、

「厳しさには、合理的厳しさと感情的厳しさの
 2種類がある」

というものです。

このうち、仕事の目標達成や成果創出を求める
“合理的厳しさ”は当然求めるべきだと考えます。

私がやめるべきだと思うのは、

語気を強めたりし、威圧するような関わりである、
“感情的厳しさ”の方です。

威圧したところで成果は出にくいばかりか、
アイデアを生み出す前頭前野の動きが悪くなり、
むしろパフォーマンスを下げてしまいます。

自分で考えることのない指示待ち人間に
なってしまう可能性もあります。

そして重要な局面に直面しない限り、
部下が関わることを避けるようになります。

その結果、ミスの隠蔽などが起こり、
問題が判明するときにはすでに
取り返しのつかない状態になっている、
なんてことにもなりかねません。

「部下が自分から動かないんですよ。」

という相談をしてきた方自身がその原因を
作り出していることもよくあります。

なお、

「語気を強めない、威圧しない。」
 =甘やかすように言う。

ではありません。

「君はこのまま行くと目標達成できなさそうだけど、
 どのように対応していくつもりなの?」

と、”普通の口調で””質問をする”という対応を
オススメします。

怒気のない口調により部下は安心できますし、
質問をすることで部下は考えを巡らすことになります。

長期的には自立型人材の育成にもつながります。

つい語気を強め、怒気を交えた声を
部下にぶつけてしまっているようであれば、
ぜひ”普通に言う”を心がけてみてください。

本日もお読みいただきありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。

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