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ブライダルMCは“感情”を扱っています

以前、オンラインウェディングは新しい選択肢になりうるか?という記事を書いた時「人の感情を侮ることなかれ」という見出しをつけました。

そう。私達ブライダルMCって、感情を扱うお仕事なんですよね。これまでブライダル以外にもイベント、トークショーなど様々な司会をさせていただいていますが、結婚式以上に“感情を扱う”お仕事はないと感じています。

もちろん、企業イベントにも主催者の想いがあり、その想いが参加者に伝わるようにとマイクを持ちますし、トークショーであれば、お話しいただく方の想いや、来場者の想いを汲みながら進めます。

それでも、そこにいらっしゃるひとりひとりの感情の機微をこれほど丁寧に慎重に察知し、汲み取りながら進めなければならないという意味ではやはりブライダルは特別です。

昨日ゆいのコトノハ代表の笹木純子さんが『ことばにする勇気』というタイトルでセミナーをされました。そのなかで純子さんがおっしゃったお言葉。

私達は、プロになりすぎていないか?

この言葉にハッとしました。

MCのお仕事には「進行を円滑に進める」ことが求められています。円滑にのなかには当然“時間”も含まれています。ですので、結婚式においても、私達ブライダルMCは新郎新婦やゲスト、スタッフの動きをつぶさに見ながら状況を判断し進行がスムーズに運ぶように務めています。

けれど、「場が滞らないようにスムーズに」に偏ってしまうと、最も大切な“感情”を置いてけぼりにしてしまう・・・

“感情を扱う”ことを優先するのか“時間”を優先するのか?

この一瞬の葛藤を経験したことのないブライダルMCはいないと思います。
もちろん、判断はその時々で変わります。

けれど、このお話をお聴きして、私が改めて胸に刻んだのは

「感情を扱うことを諦めてはいけない」ということ。

本音を言えば、いつだって全ての感情を拾げたいくらいですが、経験を積めば積むほどそうすることがベストでもないということも分かってくる。ときに仕方のないことだってある。

それでも。
現場の状況がどうであれ、そのジレンマを受け入れた上で尚、時間を優先しコメントを飲み込むことに、私達司会者だけは、決して慣れてはいけないと感じたのでした。

数あるMC業のなかでも、ブライダルMCってほんとスゴイ仕事です。
毎週のように、人間ドラマに触れ、心を揺さぶられる仕事って、なかなかありません♡

お仲間の皆様、これからもがしがし、ぶんぶん、じんじん、心を揺さぶられながらマイクを持っていきましょう^^

ゆいのコトノハ、次回セミナーは竹本が登壇します。

開催日時:9月9日(水) 午前10時30分~正午 ZOOMにて
『選ばれるMCであるために』
https://peatix.com/event/1612481

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司会事務所立ち上げから10年。
多くの女性司会者さんとご一緒してきたなかで見えてきた、「選ばれる人とそうでない人の違い」。竹本自身が現場で感じ続けてきた、ある“違和感”。
そこから見えてきた「選ばれる司会者の共通点」に着目していきます。

時代が変わる今だからこそ、ともに立ち止まり、これからの新しいMC像について考え、選ばれるエッセンスを身に着けていきましょう♡
お申し込みはこちらから♡→https://peatix.com/event/1612481

<開催要項>
日時:2020年9月9日(水) 午前10時30分~正午
場所:オンライン開催 (オンライン会議システム ZOOM使用)
費用:3,000円
参加方法:Peatixにて視聴チケットをご購入ください
対象者:ブライダルMC、ブライダル司会に興味のある人、その他「ゆいのコトノハ」の活動に興味をお持ちのブライダル関係者の方ならどなたでも歓迎いたします。
※ブライダルのキャリアは関係ありません。ブライダル経験のない方やブライダル業界に興味をお持ちの学生の方などでもご参加いただけます。

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竹本志帆 Shiho Takemoto
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