『神聖なる世界』 第六章 聖なる性
今回は、「理性」「知性」「感性」そして「霊性」の構造的な解釈を行うとともに、最終的にこれらと関わりの深い霊訓や心の立体モデルの解釈をとおして神聖なる「性」(さが)への理解を深めて参りましょう。
前章でも申し上げた通り、少なくとも私たちには「良識」が備わっていますし、理性的な考え方や公平性に対する認識は「良心」や「良識」に関与するところが大きいことはお話致しました。
特に東洋思想では、儒教において、「性」(さが、せい、しょう)は、人が生まれながらに持っているもので、人の道徳的能力の問題に言及した「性」について人性論として深い議論がなされていました。
人間には、性善説、性悪説、性三品説、性善悪混説など様々な「性質」があると唱えられています。
その中でも、「聖なる性」として代表的なものは「理性」的な考え方であり、それは「良心」と結びつくものでもあります。
「理性」「知性」「感性」「霊性」にどのうような繋がりがあるのか、これから検証して参りましょう。
それでは「聖なる性」の解説をはじめましょう。
Ⅰ.「性」の本性
ⅰ 「性」の意味
私たちが普段「性」という言葉を使うとき、どのような印象があるでしょうか。まずはじめに、基本的な言葉の意味から見ていくことにしましょう。
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