【調査レポート】働きがい診断「カルテ」20代~50代1024名の診断から見えた働く上で重視すること
管理職の7つ道具ココラボの運営会社でもある株式会社NEWONEでは、この度、2020年9月~2021年3月の期間でココラボ(Cocolabo)カルテを受診した20代~50代の1024名の診断結果を元に、年代別・職種別で働く意向の違いについてレポートをまとめました。
今回のデータから、若手が重視しているもの、離職が懸念される年代、また、年代・職種問わずに働きがいを高めるうえでのキーマンや、鍵となる項目も浮かびあがってきました。
1.20代半ば~30代前半は、自組織や現状の仕事に課題を感じており注意が必要である
最も離職が懸念される20代半ば~30代前半は、自組織や現状の仕事内容に何等かの課題を抱えていることがわかった。この年代は、特に注意が必要であり、管理職のサポートが必要である。改めて、働くうえでの意向や価値観を明確にし、本人の能力を引き出すかかわりが求められる。また、今後のキャリアについて考える機会を提供することも有効である。
2.管理職は職場の仲間とのつながりを重視しており、メンバーとの関係性を気にかけている
職種別で見た9つの働く意向の中で、管理職が最も「職場の仲間とのつながり」を重視している度合いが高く、日頃からメンバーとの関係性を気にかけていることがわかった。また、どの職種や年代においても、「上司とのつながり」は重視する傾向があることがわかった。管理職は、多様化するメンバーの価値観やタイプに合わせて、能力の引き出し方やかかわり方を変えていく必要がある。
3.働きがいやエンゲージメントを高める鍵は、管理職との関係性と成長を後押しする環境である
年代別・職種別で見ても、総じて「上司とのつながり」や「成長を後押しできる環境」を重視していることがわかった。働きがいやエンゲージメントを高める鍵は管理職が握っており、メンバー一人ひとりの意向を丁寧に把握することが大事である。また、メンバー自身も働くうえでの価値観を明確にし、やりがいを見い出すことが大事である。組織と個人が双方にかかわることで、変化の時代により強い組織をつくっていくことが求められている。
更に詳しい結果については、こちらからダウンロードが可能です。本レポートが、貴社の働きがいの向上や離職防止、管理職の皆さまの1on1に何か一つでもお役立ちできるヒントとなれば幸いです。
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