11通目「ポジティブ思考になれるようなコミュニケーションのコツ~その⑨~」
みなさん、こんにちは!!
早いもので、「ポジティブ思考になれるようなコミュニケーションのコツ」シリーズも、最終回を迎えます。 これまで、紹介してきたコツは次の通りです。
さて、最終回となる今回のテーマは⑨「良い悪いでジャッジしない」です。
私達は、普段の生活のいろいろな場面で、意識していてもしていなくても、ついついやっていることで、物事を「良い悪い」という基準でジャッジしていることが非常に多いです。よく目にしたり耳にしたりするであろう「白か黒かどっちかにして!」という言葉が、まさにそれですよね。
良いか悪いかでジャッジしないというのは、「事実だけを受け止める(主観で物事を見ない)」と大いに関係してくるのですが(これまであげてきたテーマの根底にあるものは全て繋がっていますが)、私達の中にある「常識」というのは、それぞれが勝手に作り上げてきたものなんですよね。
親や周りの大人から言われてきたこと、育ってきた環境の中で自然と身に沁みついてきた「常識」というのがあり、それが時として生きにくさを感じる原因となっていることもあります。他の人から見たら「変な人に見られる」とか「かっこ悪い」「みっともない」と思われるのではないかという恐れがあり、それがその人の言動を左右しているということは、ほとんどの人に思い当たることがあるのではないでしょうか。
その「恐れ」は、良いか悪いかという必要のないジャッジから来ているものがほとんどといってもいいでしょう。多かれ少なかれ、誰もが持っているものだと思います。
大事なことは、その「恐れ」に気づき、それを素直に受け止めていく、「良い悪いでジャッジしている自分」も認め受け入れていきながら、「事実だけを見ていく」を心がけることで、少しずつ生きやすくなっていくでしょう。
わかっていてもできない、できていない自分にダメ出しをする、そして落ち込んでしまう、そしていつの間にかあきらめてしまう、挑戦するのをやめるということが、どうしてもあると思います。人間は「わかっている」「なんとかしたい」というところで、その先に進めないことがたくさんあります。自分に対して厳しいジャッジをしているということに気がつかないまま、苦しんでいる人もたくさんいます。
自分に対して厳しすぎる人、本当にたくさんいると思います。自分に対して厳しくジャッジするのは、周りとの「比較」からくるものがほとんどです。周りから見た自分ではなく、「ありのままの自分」でいいのですよね。「良いか悪いか」ではなく、主語を「私」にして、「私は、今のこの状況に対してこう思ったんだね。わかったよ。それでこれからどうしようか。どうしていきたい?」と優しく問いかけていくこと。答えが見つからない時は、問いかけて終わってもいいのです。問いかけることで、人間の脳は勝手に答えを探し始めるのだそうです。
「私はどう思ったか」を大切にして、周りの出来事を事実として受け止めていくうちに、きっと心も身体も楽になっていくでしょう。
一人で頑張ろうとしても、なかなか難しいかもしれませんね。私も、これはなかなかできなくて長いこと辛くて苦しんだのですが、あるワークを継続的にやることでかなり楽になりました。このワークの詳細については、またどこかで紹介したいと思います。
まず今できることから始めましょう。一日の終わりに、寝る前に深呼吸をして「今日も一日ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えてから眠りにつく、まずこれを1週間いや、3日続けてみませんか。3日続けることができたら「私、すごい!!」と褒めてあげましょう。
3日でも自信がない時は、「やり始めようとした自分」を褒めまくりましょう。自分で自分を褒めるのは、なんだかくすぐったいような、変な気持ちになるような気がしますが、続けているうちに慣れてきます(*^^*) 良い悪いは関係なく、「私はこう思ったんだね。なるほど!!」とその時の状況にもよりますが、「冷静に自分の気持ちと向き合えたことになる」ので、そこは本当にほめちぎってあげて下さいね。
ポジティブ思考になれるようなコミュニケーションのコツというテーマで、全9回書いてきましたが、コミュニケーションの方法というよりは、気楽なコミュニケーションに繋げていくための心のあり方、「私」をどう扱ってあげるといいのかという内容のお話になりました。「私」をもっともっと大切に丁寧に扱ってあげましょうね!!
最後まで、お付き合い下さり、ありがとうございました!!
次回は、違うテーマでお会いできるのを楽しみにしています(*^^*)
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