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太陽北回帰の祝祭 - マカラサンクランティ -

マカラサンクランティ(Makar Sankranti)は、主にインドで広く祝われる伝統的なヒンドゥー教のお祭りで、太陽が黄道十二宮の山羊座(マカラ)に入るタイミングを祝います。

この祭りは通常1月14日頃に行われますが、2024年はまさしく1月14日、そして満月も重なるとても吉祥なお日柄となっています。

ちなみに、太陽の位置によって日付が若干前後することもあります。

祝祭の意義

マカラサンクランティは、太陽が冬至を過ぎて北半球に戻り始める時期を示し、日照時間が徐々に長くなることを祝います。これは農業における季節の変わり目とされ、収穫祭としても重要な位置を占めています。

行事と儀式

  1. プージャ(祈り)
    多くの家庭では、特別なプージャが行われ、太陽神スーリヤへの感謝の意を示します。

  2. 入浴
    川や湖、特にガンジス川での入浴が行われ、これは精神的な浄化を意味します。

  3. 凧揚げ
    特にグジャラート州では、凧揚げが盛んに行われ、空には色とりどりの凧が舞います。

  4. 料理とスイーツ
    ティル(ごま)とジャグリー(粗糖)を使ったスイーツが特に人気で、ティルグッドという名前で知られています。また、パンガルと呼ばれる米と豆の料理も一般的です。

  5. 文化イベント
    各地で伝統舞踊や音楽のパフォーマンスが行われ、地域ごとの文化が色濃く反映されます。

地域ごとの名前と特徴

  • パンガル(タミル・ナードゥ州)
    4日間続くお祭りで、収穫の感謝と家畜への敬意を示します。

  • ローヒリ(パンジャーブ州)
    前夜に大きな焚火を囲み、ダンスや歌を楽しむ。

  • ビフー(アッサム州)
    豊かな農作物の収穫を祝うお祭り。

マカラサンクランティの社会的意義

この祭りは、人々のつながりを強化し、地域社会の一体感を高める重要な機会とされています。また、収穫を祝うことから、農業の重要性と自然への感謝を再確認する機会ともなります。

マカラサンクランティは、インド全土で多様な形で祝われるため、その地域ごとの特色を楽しむことができます。

太陽に対して感謝を伝える

マントラを唱えよう!

ガヤトリーマントラやスーリヤマントラを唱えて太陽の恵みに敬意を表すのもよいでしょう。
マントラを唱えることで、無知の闇を追い払い健康と使命を授かることができると言われています。

ガヤトリーマントラ

Om Bhur Bhuvah Svah,
Tat Savitur Varenyam,
Bhargo Devasya Dhimahi,
Dhiyo Yo Nah Prachodayat.

  • 読み方
    オーン ブルー ブワハー スワハ
    タート サビトゥー ワレエニャーム
    ヴァルゴー デバーシャー ディマビー
    ディヨヨー ナーハー プラチョーダヤート


  • OM(聖音) 
    大地、空、天よ、
    その崇高なる太陽を讃えます。
    神の光輝を瞑想し、
    我らの心を照らし、正しき道に導き給え。

このマントラは、精神的な啓発と内なる光の覚醒を求める祈りであり、日々の瞑想や礼拝の中で広く唱えられています。

スーリヤガヤトリーマントラ

Om Adityaya Vidmahe Divakaraya Dhimahi Tanno Suryah Prachodayat

  • 読み方
    オーム アディティヤヤ ヴィドマヘ ディヴァカラヤ ディマヒ タンノ スーリヤ
    プラチョダヤット


  • OM(聖音)
    我々はアディティヤ(太陽神)を知る。輝ける光を瞑想する。願わくば、その太陽が我々を導いてくださいますように。

このマントラは、太陽の神聖な力を讃え、内なる光と知恵を求めるために唱えられます。

太陽礼拝をしよう!

太陽を礼拝するといえば、太陽礼拝🌞
これを機に太陽礼拝を始めてみてはいかがでしょうか。

やり方は、コチラをご参考に!


いかがでしたか?
マカラサンクランティは、4日間続く祝祭です!
ぜひこれを機に太陽礼拝からヨガを始めてみませんか??

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cococaru(インドヨガ&Jyotish)🪷心と体のクリアリング
良い活動をしていけるように頑張ります٩( 'ω' )و

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