〈Jyotish〉光の祭典 ディワリ - 内なる光とともに -
光の祭典と言われるディワリをご存知ですか?
インドの光の祭典なこですが、すごく深い意味のあるお祭りです。
ディワリは、単なるお祭りではなくインド哲学の教えが詰まっています。
人生の知恵が込められてると言われています。
私たちの内側には、光があると考えられておりアートマンと呼ばれています。
私たちの奥の奥にあるため普段は気づかないもので、特に日常生活のいろんなことに心を奪れていると、その光あるのかに気づかない。
また光があるとしてもどうやって見つければいいのか、現代を生きる私たちには難しいものとなりました。
しかし、ディワリの期間中に灯す光には、そういう内なる光に気づかせてくれる力があるんだそうです。
ディワリのお祭りではランプを灯します。
リアという伝統的なランプになるのですが、各部分が人間の存在や成長過程を象徴してします。
ランプの部分に意味があるのだそうです。
また、光の配置にも意味があり東西南北に置く光が、それぞれ人間のエネルギーの流れと関係しています。
shtaramaさんのブログを参考にさせていただきました。
もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
5日間続く祭り
1. ダンテラス(Dhanteras)
祭りの初日で、富と繁栄の象徴として金や銀の品物を購入する日です。
ラクシュミー女神とダヌヴァンターリ神(医薬の神)が崇拝されます。
2. ナーラク・チャトゥルダシ(Naraka Chaturdashi)
小ディワリとも呼ばれ、家を清掃し、飾り付けを行います。翌日の本祭に備える日です。
3. ラクシュミー・プージャ(Lakshmi Puja)
ディワリの主日で、ラクシュミー女神の崇拝が行われます。家中を灯で飾り、花火を打ち上げ、家族と共にご馳走を楽しみます。
4. ゴーヴァルダン・プージャ(Govardhan Puja)
クリシュナ神がゴーヴァルダン山を持ち上げて村人を守ったことを記念する日です。
5. バイ・ドゥージ(Bhai Dooj)
兄弟姉妹の絆を祝う日で、姉妹が兄弟の額にティカをつけ、兄弟が姉妹に贈り物をする習慣があります。
マントラを詠う
ディワリの期間中に唱えられる「असतो मा सद्गमय (asato mā sadgamaya)」(アサトー・マー・サドガマヤ)というマントラは、ブリハッドーアーラニヤカ・ウパニシャッドに由来する古い智慧のつまったマントラです。
◼︎asato mā sadgamaya
アサトー マー サッガマヤー
タマソー マー ジョーティルガマヤー
ムリティヨール マー アムリタムガマヤー
◼︎訳
アサトー マー サッガマヤー
(Asato mā sad gamaya)
「偽りから真実へと導いてください」
タマソー マー ジョーティルガマヤー
(Tamaso mā jyotir gamaya)
「闇から光へと導いてください」
ムリティヨール マー アムリタムガマヤー
(Mrityor mā amritam gamaya)
「死から不死へと導いてください」
このマントラは、人々が精神的な成長と啓発を求める際に唱えられます。
偽りや闇、死の状態から真実や光、不死の状態へと導かれるように祈るものです。
いかがでしたか?
現代にもこのディワリの教えを活かすことができます。
例えば、毎日少し静かに明かりを見つめる時間を作ることを心がけると、心を落ち着かせることができ自分自身と向き合うことができます。
これを機会に光を使った瞑想にチャレンジしてみてもいいがしれませんね!
朝イチ、EMA HOというチベット香を炊きながら瞑想していたらいつの間にか、陽が昇っていました。
とても気持ちの良い朝を迎えられました。