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政策勉強会「保育士不足解消のヒント」
1月9日、地方議員の皆さまを対象にオンライン政策勉強会を開催しました。参加者からは「一般質問で取り上げたい」「担当課に提案・ヒアリングを行いたい」という積極的な意見が多く寄せられました。
▼勉強会の内容(90分)
①町長時代に感じた保育士不足の現状と課題・町長時代の取り組み
(前・田原本町長/一般一般社団法人 みらい政策研究所 森章浩氏)
森氏は町長時代の経験をもとに、保育士不足の現状や課題、解決に向けた取り組みについて具体的な事例を交えてお話しされました。
②新潟市の保育士確保の取り組みについて(循環型保育士育成)
(新潟市議会議員 伊藤けんたろう氏)
新潟市で実施されている「循環型保育士育成」(産学官連携)の取り組みを紹介いただきました。この仕組みをどのように進めているのか、課題についても詳しくお話しされました。
③保育士不足の現状と解決策「ゼロ予算で保育士を確保する仕組みづくり」
(キャリアフィールド株式会社 代表取締役 都築)
いつもの話ですが、全国的な保育士不足の背景と、解決策について解説。特に地域連携の重要性とその助成金の活用。
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参加議員の感想
どうしても潜在保育士、中途採用への支援ばかり目が向いているので、新たな視点をもらえました。
保育士の確保策として、地域で育成循環していく仕組みがあり、その構築ができるということが理解きた。
保育士確保についての他都市の事例が分かりやすかった。
保育士確保については、公立私立に関わらず共通する課題。民間事業者に関してはご紹介いただいた令和7年度の予算でもあるように活用できれば、とても良い事業だと思いました。
保育士養成校への入学者がかなり減っており、人材の需給バランスが崩れていることが分かりました。
今回の勉強会から、私が学んだこと。
自治体と連携して保育士確保策を進めることの可能性を改めて実感していただいたと思いますが、新しい取り組みであるため、事例やエビデンスがまだ十分ではありません。今後は、成果事例を収集し、成功要因や失敗要因を多く集める必要があります。
しかし、現場の深刻な保育士不足を目の当たりにする中で、この取り組みは「救世主」のような存在となり得ると確信しています。
今後は、さらなる情報発信を通じて多くの人に知っていただき、保育人材確保の新しいスタンダードとして全国に広げていきたいと思います。
ご協力いただいた講師の紹介
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1/16にも開催しますのでお時間のある方はぜひご参加ください。
議員の皆さんだけでなく、自治体の保育課やこども課の方も参加もお待ちしています。