ドーナツの数
お腹をすかせた少年が、パン屋さんからお得意さんへ
ドーナツを届けるように頼まれました。
でも、パン屋さんはその少年を信用していなかったので、
客に数(9個)がわかるようにローマ数字で「Ⅸ」と
書いておきました。ところが少年は誘惑に負けて、
3つも食べてしまいました。不正行為を隠そうとして、
少年は鉛筆で、そのローマ数字を箱に残っている個数に
修正しました。
どのように修正したのでしょうか?
私たちは、現実の世界に生きているのではなく、
自らの意味づけの世界で生きています。
それは、自分で作った枠の中に存在するという事ですよね。
枠の中に居れば自分は安全に暮らしていけると考えて
殆どの人は自分で作った枠から外へは出ようとしません。
それと同じことで、この問題もローマ数字という語句に
縛られてしまうと他の考え、捉え方は出てこないのですね。
答えは、少年がローマ数字「Ⅸ」の前に「S」という文字を
書き加えて「SIX」にしたんですね。
ローマ数字の「Ⅸ」をその枠組みでしか見られなければ、
その前に「S」という文字を書き込むという発想は
出てこないでしょう。でも、枠組みを広げれば、
全く違った解決策が見えてくるんです。
これと同じく、仕事で新しいプロジェクトに取り組むとき、
いつものやり方にこだわらずに、
他の方法を試してみることで、思わぬ成功を収めることが
できるかもしれません。
また、日常生活でも、新しい視点で問題に取り組むことで、解決の糸口が見えてくることがあります。
人間関係でも相手の視点を理解しようとすることで、
より良いコミュニケーションが取れるようになります。
自分の枠組みに気づいて、ほんの少しそれを拡げることで、
もっと豊かで充実した人生が送れるということなのですね。
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