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脳というコンピュータを使いこなす
ウィリアム・ジェームスの言葉、
「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」
って言葉に初めて出会った時に、正直に言うと
「楽しいからこそ笑えるんじゃないの?」て思ったのです。
よくよく考えてみると、周りの出来事って心を動かす
きっかけにはなるけど、それ自体が原因じゃないよね。
そう考えた時から
自分の人生をもっと能動的に生きてみようかと思いました。
そして気付いたのは
「わたしの言動は、自分の持っている世界観を
元に選択していて、その言動が自分の世界観を強化し、
その中にいるわたしの気持ちを育てている」ってこと。
これを逆説的に考えると、
ジェームスの言葉がちゃんと、しっくりくるのですよね。
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例えば、
「毎日どんな気持ちで過ごしたいか?」って考えた時、
「ちょっとしたことでも、笑いに変えられるような
楽観的な気持ちでいたい」って思うとするじゃないですか?
そうすると、その気持ちでいる自分が
どんな世界観の中にいるのかを考えてみるのです。
「自己信頼の世界」にいる自分だとすると、
その世界観にいる自分は、普段どんな言葉や行動を
しているのかな?
例えば「自分のミスを笑いに変える」とか、
「なんとかなる」って口癖にして常に笑顔でいるとかかな。
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簡単に言うと、よくないことが起こっても「なんとかなる」って笑顔でいることで、自己信頼の世界が強化されて、
楽観的な気持ちが育つんじゃないかなと思ったのです。
普段からの意識的な自分の言葉と行動で
脳をトレーニングして、それを習慣化(=無意識化)
していくと言葉の意味にあってくるんじゃないかな。
だから、毎日どんな気持ちで過ごしたいか、
その気持ちの自分がどんな世界にいるのか、
その世界にいる自分が日頃どんな言葉を使っているか、
どんな行動をしているかを考えてみるのですよ。
これを続けていくことで、ある日気づいたら、
その気持ちでいることが前よりも多くなっている。
1日や2日では変わらないけど、
意識的にコツコツと続けていくことが大切なんですね。
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脳をトレーニングして、
意識的な行動を習慣化することで、
気づいたら前よりも楽観的で前向きな気持ちで
いられるようになる。
それが「脳というスーパーコンピュータを使いこなす」
方法だという話が出来上がるのですね。
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