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理由なき自信

人は何かを選ぶとき、
「自分のレベル」を自分で決めてしまうことがあります。
たとえば、大学や就職先、住む家の家賃、車の購入など。
自分に合ったレベルをあらかじめ設定しているのですね。
その結果、後悔や不満が生じることもあります。
だいたいの場合、こうしたレベルは、誰かに理由を聞かれたときに言い訳ができるように設定する事が多いのです。

でも本当にそれで良いのでしょうか?
自分が本当に欲しいものや、心から望むものを
あきらめてしまうことは、非常にもったいないことです。

アメリカの社会心理学者ソフィー・ラザースフェルトの
言葉に「不完全である勇気を持て」とあります。

これは、自分の望む結果を得るためには、
失敗や不完全さを恐れない勇気が必要だということです。

不幸な出来事や望まない結果に直面したとき、
無理やり理由を付けて納得しようとすることを
「ポリアンナ症候群」と言います。

自分が間違えたことを認めたくないので、
「これは意味のある結果だった」と考え、
自分の行動に対して臆病になってしまいます。
こんな経験が重なると、自分の可能性を信じることが
できなくなってしまうのです。

アドラー心理学では、
3つの勇気を挙げています。
1つ目は「不完全である勇気」、
2つ目は「失敗する勇気」、
3つ目は「間違いが明らかになる勇気」です。

誰でも間違いを犯したり、失敗したりすることはあります。完全な人などいないのです。この3つの勇気を
持つことができれば、自分自身をより良く理解し、
成長することができます。

「自己肯定」とは、意識的に自分を認めることです。
他者に褒められたり、好かれたり、手伝ったりしたことで
自分を認め、好きになることです。
そして「自己受容」とは、理由なく無条件で
自分を認めることです。
不完全で失敗し、
間違えた自分を認めることこそが、
本当の成功に繋がる大切な要素なのです。

そのままの自分を認めることで、
他人も認めることができるようになります。
自分が感じるレベルよりも少し上の、
もう少しで手が届くものを目指して選択すると、
案外上手くいくこともあるのではないでしょうか。

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