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嗜好は違っても、共感はある。

昨日、友と珈琲を飲んでいて
こんなに近い友なのに
嗜好の違いが顕著な事に気付いた。
いまさら感がつよいね。

例えば、麺類に関して
私は そば派で 友はうどん派
友は 焼きそば派で 私は焼うどん派
パスタ好きは共通してるんだけどね。
二人で意外だねー!って笑った。

そんな二人が心休まる文庫本。

『うつくしが丘の不幸の家』 町田その子 (著)

築21年の3階建て一軒家を購入し、1階部分を店舗用に改築。美容師の美保理にとって、これから夫の譲と暮らすこの家は、夢としあわせの象徴だった。
朝、店先を通りかかった女性に
「ここが『不幸の家』だって呼ばれているのを知っていて買われたの?」と
言われるまでは。
わたしが不幸かどうかを決めるのは、他人ではない。
『不幸の家』で自らのしあわせについて考えることになった
五つの家族をふっくらと描く。

『わたしの美しい庭』 風良ゆう (著)

マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」
そこを訪れる<生きづらさ>を抱えた人たちと「わたし」の物語。
小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。 百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。 三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。 地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。 悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくる

『52ヘルツのくじらたち』 町田その子 (著)

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。 自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、
母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、
裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。

町田その子氏は、本屋大賞で度々挙げられる作家さん。
人と人が寄り添う心情表現が、
とても上手い作家さんだと思います。
共感できる文章で、惹き込まれます。

凪良ゆう氏は、気持ちや背景の表現力が共感をできる。
登場人物それぞれの人間の、生活や事情があって、
それを、優しく表現できていて、ホッとできます。


心が疲れてしまった。と感じた時に読む本。
癒される事、間違いなしの文庫です。
日常の喧騒の中で疲れた心を癒して
自分本来の優しさを、取り戻してください。


友とはそれぞれ嗜好は違っていても
共感共鳴できるものがある事に
嬉しさや繋がりの強さを感じます。
刺激しあう仲間がいる事って
本当に幸せな事ですね。ありがとう。





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