見出し画像

新型コロナウイルス対策アドバイザー(他称が行く)(64)アクリル板の危険性

アクリル板の利用方法によってはコロナウィルス感染予防に対して逆効果になっていると言う情報が東洋経済オンラインの8月30日記事「「アクリル板」実は感染対策に逆効果だという衝撃」に掲載されていました。

画像1

①仕切りで生まれる「死角」にウイルスが充満…アクリル板を設置すると正常な換気が妨げられ、ウイルスのエアロゾル粒子が蓄積して高濃度になる「デッドゾーン」が生まれる。コロナ前の2014年に発表された研究では、パーティションで区切られたオフィスのキュービクルが、オーストラリアで結核が流行した際に感染拡大を助長した要因の1つだった可能性を指摘。
②咳など大きな粒子には効果があるが…小さなエアロゾルは仕切りを乗り越えて移動し、およそ5分以内に室内の空気と混ざり合う
③仕切りは極めて限定的な状況でしか役に立たないと口をそろえる。例えば、床から天井まで届くアクリル板で遮断された場合だけが役に立った例に当たる。
 結論…仕切りのある環境にいる従業員や学生も感染リスクを下げるためにマスクを着用し続けるべき。

 この引用した東洋経済オンラインの記事はかなり衝撃的でした。2014年には解っていたのであればこれって専門委員会が言ったことを公務員の事務方がまとめ市中の飲食店が理解する話みたいでまるで、「顧客が本当に必要だったもの」(出典:ニコニコ大百科)。最初に顧客が説明した要件と、本当に必要だったものにズレがあり、そもそも顧客が自身に必要なものを理解していなかった(または伝え切れていなかった)というオチみたいにアクリル板の事が正確に伝わっていないのかもしれないと思っています。

画像2

2016年頃のインフルエンザ予防に戻りその際のポスターを見るとコロナウィルス感染予防の答えはあったようです。(出典:厚生労働省

画像3

 感染予防に関しては、専門知識が必要なアクリル板ではなくマスクと手洗いが大事と認識しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?